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情報処理

携帯型眼底検査機器の導入により、医療サービスの質の向上へとコストの削減へと貢献!

石川県

ライオンパワー株式会社

2020年4月12日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 心臓発作、脳卒中などの致死的疾病を早期に発見するための携帯型眼底検査機器の開発
基盤技術分野 情報処理
対象となる産業分野 医療・健康・介護、情報通信
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)
キーワード 遠隔診断、眼底
事業化状況 研究中止または停滞中
事業実施年度 平成23年度~平成25年度

プロジェクトの詳細

事業概要

眼底は人体で唯一直接血管を観察できる部位である。これは内蔵血管の状態を反映しており、眼底検査は眼病疾患のみならず動脈硬化、高血圧などの生活習慣病検査としても有効である。特に脳卒中などは動脈硬化と関連しており、予防には頻繁にかつ一人でも撮影可能な機器が必要である。そこで小型の眼底検査機器を開発し、家庭などで撮影された眼底写真を担当医が経時変化を遠隔診療し、早期の疾患を発見可能なシステムを開発する

開発した技術のポイント

小型の眼底検査機器、及び家庭などで撮影された眼底写真をもとにして、撮影部位の経時変化を把握することにより、早期の疾病を発見できる遠隔診療システムを開発する
(新技術)
撮像時に、タブレットによる操作をもとに連続撮像を行い、撮像画像の中から眼底画像にピントが合ったものを自動で抽出できるメガネ型眼底検査機器を装着する
(新技術の特徴)
・眼底検査機器の小型化・軽量化が実現する
・一人でも撮像可能になる
・眼科検査室以外(内科、ベッドサイド、家庭)でも手軽に眼底検査機器を利用できる

具体的な成果

‐通常の眼底カメラよりレンズが少ない眼底検査実験機を製作した
‐ピントと光量の自動調整化による撮影
‐撮影画像の補正・加工・差分比較による時系列及び遠隔医療システムの開発

研究開発成果の利用シーン

・任意の場所において一人で撮像が可能な、携帯型眼底検査機器
・眼底検査の撮影画像を遠隔地から解析できる遠隔医療システム
・上記の機器とシステムを組み合わせて提供される、各種疾病の在宅診断サービス

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

携帯電話の急速な進歩により、技術的、価格的に対抗できなくなった。事業としてのめどが立たないので事業課は目指していない。

提携可能な製品・サービス内容

事業化断念

製品・サービスのPRポイント

事業化は断念しましたが、仮に成功したら以下のようなことがPRポイントとなります。
・患者の負担軽減と疾病の早期発見により、医療サービスの質の向上が実現
‐検査室まで足を運ぶことなく、眼底検査に使えるだけの十分な質の眼底画像を一人で簡単に撮影できるようになり、眼底検査を受ける際の負担が軽減される
‐眼底画像の経時的な撮影が可能になり、疾病の早期発見が可能になる

今後の実用化・事業化の見通し

事業化は断念しました。

実用化・事業化にあたっての課題

携帯電話会社との競争に巻き込まれないような、ビジネスモデルの構築が必要

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 ライオンパワー株式会社
事業管理機関 公益財団法人石川県産業創出支援機構
研究等実施機関 株式会社アイ・オー・データ機器
株式会社COM-ONE
越屋メディカルケア株式会社
石川県工業試験場
国立大学法人金沢大学
金沢市立病院

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 ライオンパワー株式会社(法人番号:6220001012578)
事業内容 医療関連機器・産業機器の設計・製造、プリント基板の設計・製造診断装置の設計・製造
社員数 103 名
本社所在地 〒923-0972 石川県小松市月津町ツ5番地
ホームページ http://www.lionpower.co.jp/
連絡先窓口 社長 高瀬敬士朗
メールアドレス hi@lionpower.co.jp
電話番号 0761-44-5411