接合・実装
LED照明の寿命増大・デザイン性向上に貢献!高放熱性透明コーティング材を使用したLED基板を開発!
大阪府
合同インキ株式会社
2020年3月23日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 透明・高放熱コーティングを活用し、発光効率が増大しファッション性にも優れたLED製品の開発 |
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基盤技術分野 | 接合・実装 |
対象となる産業分野 | 環境・エネルギー、航空・宇宙、自動車、産業機械、エレクトロニクス |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(信頼性・安全性向上)、デザイン性・意匠性の向上 |
キーワード | 放熱、塗装、輻射、放射、透明 |
事業化状況 | 事業化に成功 |
事業実施年度 | 平成22年度~平成24年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
これまでになかった透明であるが充分な放熱性をもつ、新しく開発した塗料技術を用い、LED製品の意匠性を大きく増大させ、また金属の鏡面との相乗効果による高性能化によって、優れたLED製品を開発する。すなわち1透明放熱塗料の性能のアップ、2効果的な塗布方法(インクジェット法)の検討、3透明放熱塗料のLED製品への効果的実装方法の検討を行う。その結果LED製品の普及に役立て、二酸化炭素削減を進め、環境問題の解決に役立たせる。
開発した技術のポイント
これまでになかった透明であるが十分な放熱性をもつ、新しく開発したコーティング材製造技術を用い、金属鏡面との複合体化による高熱輻射・高光反射機能(光反射板)を応用することで、放熱性と意匠性に優れたLED基板を開発する
(新技術)
高放熱性透明電機絶縁性コート材を開発する
(新技術の特徴)
・カラフルな色の塗料の上に積層できる
・LED製品の意匠性を増大させる
具体的な成果
・放熱性透明コーティング材の性能の改善
-十分な塗膜の接着力を保持する透明放熱性塗料を開発した
・効果的な塗布方法の試作及び改良
-スプレー法、スクリーン印刷の塗布方法を確立した
・透明性放熱コーティング材のLED製品への効果的実装方法の検討
-通常13個のLED素子を持つ基板だけでなく、LEDの数が大きくなっても、最高で20℃以上の放熱効果を示すことや、LED基板周りだけでなく、LED素子自身の大きな温度低下ももたらすことが判明した
・LED基板の寿命の評価
-特に高光量のLED基板の場合、基板での放熱効果が基板の寿命に大きく影響することを示した
研究開発成果の利用シーン
・放熱性透明コーティング材を用いたLED基板等に用いることで温度上昇が抑えられ高寿命化に貢献できる
・発熱部材以外にも、筐体に塗装することで内部温度の上昇を抑えることが出来る
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
・自動車などでサンプル提供を行い評価試験を実施中。
・LED照明の放熱部材や通信機器の筐体などへの採用が決まっている。
提携可能な製品・サービス内容
素材・部品製造
製品・サービスのPRポイント
・塗装により放射放熱性能を向上
・無色透明な塗膜で放熱が可能となり意匠性に寄与
・絶縁性が必要な個所にも使用可能
今後の実用化・事業化の見通し
・新たな用途・需要を開拓を目指しサンプル提供を行う
・生産能力を増強したことで、広い分野にも展開可能となった
実用化・事業化にあたっての課題
放射放熱機構を考慮した構造の設計が必要
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 合同インキ株式会社 |
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事業管理機関 | 合同インキ株式会社 |
研究等実施機関 | 朝日電材株式会社 関西電子工業株式会社 地方独立行政法人大阪産業技術研究所 森之宮センター 高機能樹脂研究室 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 合同インキ株式会社(法人番号:8120001017445) |
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事業内容 | 印刷用インキ、機能性塗料の製造販売 |
社員数 | 60 名 |
本社所在地 | 〒581-0071 大阪府八尾市北久宝寺2丁目2番45号 |
ホームページ | http://www.godoink.co.jp |
連絡先窓口 | 企画開発課 |
メールアドレス | miyoshi@godoink.co.jp |
電話番号 | 072-924-2851 |
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