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材料製造プロセス

世界のファッションをエコで支える

福島県

東和株式会社

2021年2月19日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 リサイクル羽毛の生産コストを低減するための分離分解回収システムの技術開発
基盤技術分野 材料製造プロセス
対象となる産業分野 繊維
産業分野でのニーズ対応 高機能化(新たな機能の付与・追加)、環境配慮、低コスト化
キーワード エコ、サスティナブル、SDG's、リサイクル、溶解糸
事業化状況 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中
事業実施年度 平成29年度~令和1年度

プロジェクトの詳細

事業概要

羽毛製品用の縫製用溶解糸を開発し、羽毛ふとんやダウンジャケット等の羽毛製品の分解プロセスに適用することにより、羽毛の回収率の向上を図る。そのため、羽毛製品の分解・分別技術の確立を目指すとともに、縫製用溶解糸を使った羽毛製品の耐久性検証も行う。

開発した技術のポイント

1 縫製用溶解糸の分解技術の開発
染色技術の改良
溶解促進剤の開発
2 縫製技術の開発
縫製用溶解糸の表面処理加工と可縫製の検証
3 分離・分別回収技術の開発
分離・分別回収方法の検討
分離分別回収装置の設計と試作
4 製品の耐久性の検証
製品の環境試験の実施

具体的な成果

・ソフトカーボンのプレス成形技術の開発
‐プレス成形条件(成形中の冷却時間、予熱時間等)の最適化により厚さ1mmあたり1分の成形時間ハイサイクル化を達成
・キャスターの射出成形技術の開発
‐キャスター部品のハウジング、ステーのハイサイクル成形を実現
‐CFRP化に対応した部品鋭角部の"染色技術の改良:50色+2色白・黒のカラーサンプルを作成することができた。色による溶解率・色落ち・堅牢性などを検証した結果では、色による性能の差も少なく一般縫製用ミシン糸と同様に扱うことが可能 となった。
溶解促進剤の開発:「ノニオン系界面活性剤」を主材料にしたものが最も効果が高く、回収された羽毛の品質も損なうこ ともなかった。溶解率90%以上を達成
縫製スピード:4,000針/分以上達成
摩擦に対する染色堅牢度:4級以上
糸の引張強度:0.033N/dtex
羽毛回収率:91.56% (目標値80%)
乾燥回収機:従来装置に比べて1.5倍の回収量を達成
製品の環境試験の実施:初期強さ 437Nに対し、環境試験後 426N (目標値420N)"

知財出願や広報活動等の状況

東和(株)で開発した「羽毛専用分離分別回収装置」については、改善点などを検証し得られた成果について特許出願を行う予定である。

研究開発成果の利用シーン

羽毛製品「衣類」と「寝具」のリサイクル
縫製用溶解糸を使った羽毛製品を提案することにより、羽毛のリサイクルがより簡単に可能となり、安定的な価格の羽毛製品を供給することが可能となる。

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

令和2年度より、縫製用溶解糸、溶解促進剤、羽毛製品(寝具、衣類)及びリサイクル羽毛のサンプル出荷を行う予定
令和4年度より、分解装置の販売を予定

提携可能な製品・サービス内容

製品製造

製品・サービスのPRポイント

糸の強度・縫製性などの性能を維持したままで、溶解性のみを向上することに成功した。
これにより今まで懸案であった「羽毛が生地に絡みつく」 などのトラブルが無くなり、製品化したダウンジャケット等からほぼ完全な状態で羽毛を容易に取り出すことがで きるようになった。
また、溶解糸の分解率・羽毛の回収量ともに当初想定の数値を大きくクリアすることができた。
現状考えうる最高の糸と分別、回収方法が確立できた。


今後の実用化・事業化の見通し

リサイクル羽毛製品ブランド 「AMElLTIS」 の設立 (2020年9月発売予定)
熱水で溶かすことができる「世界初の縫い糸」を開発しました。
この糸を使えば、ダウンジャケットはもとより、「繊維製品」す べての分解が容易となり、リサイク ル の加速化に貢献できます。
「100年後も安心して原料を確保できる時代」を創る。キーワードは「世界のファッションをエコで支える」。 2020年度の発売を目指して取り組んでまいります。

実用化・事業化にあたっての課題

リサイクル羽毛に関して、要望に十分応えられていないのが実情であるため、溶解糸を使用した羽毛製品を開発し販売することで、リサイクル羽毛の処理量を大幅 に向上させていきたい。ダウンジャケットの市場では相変わらずリサイクルが進んでいないが、羽毛の需要は増えているのが現状である。早急なリサイクル・回収システムの構築が急務と考えている。

事業化に向けた提携や連携の希望

アパレル及び小売り各社に対し、販促のための「展示会」を開催します。その為の費用に関し、補助を頂ければ幸いです。具体的には、羽毛製品のPRを2021国際ホテルレストランショー(2/16〜19東京ビッグサイト)にて行います。MEN'Sアパレル及び小売り向け展示会を3月中旬〜下旬に東京(原宿)にて開催致します。同じくLADY'S向け展示会を5月に開催致します

プロジェクトの実施体制

サポイン事業者 東和株式会社
事業管理機関 公益財団法人福島県産業振興センター
研究等実施機関 株式会社シラカワ
富士新幸株式会社
アドバイザー 福島県ハイテクプラザ
日本羽毛製品協同組合
(株)クラレ

サポイン事業者 企業情報

企業名 東和株式会社(法人番号:6380001009749)
事業内容 縫製業
社員数 148 名
本社所在地 〒969-1128 福島県本宮市本宮字舘町2-1
連絡先窓口 東和株式会社 代表取締役社長 佐藤恵一
メールアドレス towa0801@topaz.ocn.ne.jp
電話番号 0243-34-2718