材料製造プロセス
高性能低コストな冷却器の製造システム構築!
兵庫県
株式会社ロータス・サーマル・ソリューション
2023年2月4日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 革新的冷却部材の最適化量産製造プロセスの開発 |
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基盤技術分野 | 材料製造プロセス |
事業化状況 | 事業化に成功 |
事業実施年度 | 平成28年度~平成30年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
本事業では、多孔質金属を利用した著しく高い冷却性能を有する冷却器の素材連続鋳造工程にIOTを導入し、工程管理、最適化をフィードバックすることで、製造を革新的に効率化、低コスト化する。具体的には、材料組織シミュレーションに基づく製造パラメータデータベースを構築、連続鋳造時にIN-SITUでモニタリングし、さらに、検査工程からのフィードバックとも整合させることで自動最適化を可能な仕組みに構築する。
開発した技術のポイント
ロータスヒートシンクの製造⼯程にIoTを導⼊し、低コスト・効率化
具体的な成果
・製造パラメータデータベースの構築
‐鋳造および鋳造シミュレーションにより多孔質構造と製造条件を紐付けたDBの構築
‐性能評価実験およびシミュレーションに基づいたヒートシンク設計DBの構築
・検査⼯程の⾃動化によるフィードバックシステムの構築
‐瞬時に多孔質構造を評価可能な検査装置を開発
‐評価結果からDBを構築
・⾃動最適化を可能とした製造システムの構築
‐上記の設計、製造および評価システムを多孔質構造で共通言語化した連携システムの開発
・付加価値最⼤化ものづくりの実証
‐上記システムにより、付加価値最⼤化ものづくりを実証
‐中小企業庁のよる中小企業のIoT実施好事例に選定
研究開発成果の利用シーン
ロータスヒートシンクの設計・製造・検査の工程を自動化し、それらをIoTで結びつけることで生産効率を抜本的に改善するだけでなく、リードタイムを著しく短縮し、ユーザーの付加価値を最大化するものづくりシステム
実用化・事業化の状況
製品・サービスのPRポイント
ロータスヒートシンクを安価で大量生産することが可能になる
今後の実用化・事業化の見通し
研究成果を活用した付加価値最大化ヒートシンクを2020年に上市し、その後、大量生産を実証して低コスト化を図る。最終的には安価‐高性能なヒートシンクとして市場を大きく占有する
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社ロータス・サーマル・ソリューション |
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事業管理機関 | 株式会社ロータス・サーマル・ソリューション |
研究等実施機関 | 学校法人早稲田大学 国立大学法人茨城大学 国立大学法人大阪大学 公益財団法人若狭湾エネルギー研究センター |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社ロータス・サーマル・ソリューション(法人番号:8120001195704) |
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本社所在地 | 兵庫県神戸市兵庫区和田山通1-2-25D棟515号室 |
連絡先窓口 | 代表取締役社⻑ 井⼿拓哉 |
メールアドレス | info@lotus-t-s.co.jp |
電話番号 | 078-599-9950 |
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