立体造形
内視鏡手術に対応できる医療用癒着防止材の開発と創製
京都府
株式会社ビーエムジー
2020年4月15日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 内視鏡手術に対応できる医療用癒着防止材の開発と創製 |
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基盤技術分野 | 立体造形 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護 |
事業化状況 | 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成29年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
手術後の生体組織の癒着は、約90%の確率で発生し、腸管閉塞や慢性的な腹部痛などの深刻な合併症を引き起こす。これを防ぐ目的で癒着防止材が用いられているが、形状特性と操作性に課題があり、適応部位の癒着防止が完全ではない可能性が高い。本提案では、癒着防止材として最適な高分子素材とその性能を高く発揮する専用デバイスを開発し、外科手術及び内視鏡手術の高機能化に資する医療用癒着防止材を創製する
開発した技術のポイント
次の3点が本研究開発の目標である。1最適な分解速度等を兼ね備え、高い癒着防止効果を有する機材の開発、2内視鏡手術においても容易に適用可能な剤形確立、3幹部への容易な固定化と安全性を兼ね備えた機材の開発
(新技術)
医療用接着剤LYDEXを改良し、1高い癒着防止効果を有する機材、2内視鏡手術でも容易に適用可能な剤形、3患部への容易な固定化・安全性を有する
(新技術のポイント)
既存の医療用接着剤の特徴を最大限生かし、それにさらに必要な特性を付加していく進め方で開発した点
具体的な成果
・最適な分解速度を兼ね備えた高い癒着防止効果を有する機材創出1ウサギを用いた動物臨床モデルで高い癒着防止性能を確認2膜厚と癒着防止性能の関係を検証し、高用量適用群で高い癒着性能が得られることを確認
・内視鏡検査においても容易に適用可能な剤形の開発内視鏡手術に対応したスプレーデバイス及びノズルの改良設計及び試作・評価を実施
・患部への容易な固定化と安全性を兼ね備えた機材の開発1開発品は、既存品と同等以上の癒着防止効果があることを確認2薬物動態試験及び生物的安全性試験を実施し、安全性を確認
研究開発成果の利用シーン
外科手術及び内視鏡手術で用いられる医療用癒着防止材
実用化・事業化の状況
製品・サービスのPRポイント
・既製品と同等以上の癒着防止性能
・内視鏡手術にも容易に適用可能な剤形
・処方の安全性
今後の実用化・事業化の見通し
2018年度に本事業で開発した癒着防止材をアライアンス候補先に評価用サンプルを提供し、できるだけ早く製品開発から事業を創造するイノベーティブかつ挑戦的なパートナーを選定する予定
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社ビーエムジー |
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事業管理機関 | 公益財団法人京都高度技術研究所 |
研究等実施機関 | 公立大学法人京都府立医科大学 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社ビーエムジー |
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事業内容 | 医療用生体内分解吸収性ポリマーの研究開発及び製造、医療機器分野における製品の開発・製造 |
本社所在地 | 〒601-8023 京都府京都市南区東九条南松ノ木町45番地 |
ホームページ | http://www.bmg-inc.com/ |
連絡先窓口 | 事業企画グループ 玄優基 |
メールアドレス | ygen@bmg-inc.com |
電話番号 | 075-681-0787 |
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