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接合・実装

リアルタイム・高画質な通信を可能とするHDMI信号によるハイビジョン光送受信装置

神奈川県

イーラムダネット株式会社

2020年3月18日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 リアルタイムハイビジョン光送受信装置の研究開発
基盤技術分野 接合・実装
対象となる産業分野 情報通信、スマート家電、エレクトロニクス
産業分野でのニーズ対応 高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(小型化・軽量化)
キーワード ハイビジョンリアルタイム光伝送、面発光レーザ、GaAs-PD、4波多重光伝送
事業化状況 事業化に成功
事業実施年度 平成22年度~平成26年度

プロジェクトの詳細

事業概要

ハイビジョンを利用した対話型の双方向通信には、リアルタイムハイビジョン光送受信装置が要請されていますが、現状ではサイズが大きく高価となり、小型化するための課題があります。本研究開発では、光波長多重の面発光レーザーとその周辺回路を高密度実装する技術を開発し、その大幅な小型化、遠隔へ伝送できる高性能化、高信頼化、経済化したリアルタイムハイビジョン光送受信装置を実現します

開発した技術のポイント

HDMIによる小型、低コストで高性能なリアルタイムハイビジョン光送受信器の開発
・リアルタイムハイビジョン伝送距離
→マルチモードガラス光ファイバ:1km以上、プラスチック光ファイバ:100m以上
・小型化
→従来の1/10以下のサイズ

(新技術)
開発するハイビジョン光送受信装置
・装置の大幅な小型化
・高性能化
・高信頼化
・コスト低減

具体的な成果

・小型のリアルタイムハイビジョン光送信器を開発
‐HDMIハイビジョン非圧縮信号である4チャンネル高速信号の変調器と、波長光合波器を実装し、小型のリアルタイムハイビジョン光送信器を実現
‐光出力-6dBm以上、2.5Gbps以上の帯域特性、マルチモードガラスファイバーで1km以上、プラスチックファイバーで100m以上の伝送距離を達成
・小型のリアルタイムハイビジョン光受信器を開発
‐1本の光ファイバから4高速信号に分波する光分波器、各信号を電気に変換する4個のPD、受信増幅回路を実装し、小型のリアルタイムハイビジョン光受信器を実現
‐最小光受信レベル-18dBm以下、2.5Gbps以上の帯域の特性、マルチモードガラスファイバーで1km以上、プラスチックファイバーで100m以上の伝送距離を達成
‐サイズは、送受信機あわせて従来機の1/13
・HDV光送受信器の信頼性の確認
‐使用する波長VCSELの信頼性データから装置の信頼性が確保できることを予測
‐高温や高湿での環境動作試験も実施し、安定な動作を確認

知財出願や広報活動等の状況

・特許:「ハイビジョントランシーバ」(特願 2008-109590)
・論文:菅田孝之「リアルタイムハイビジョン光伝送‐光HDV トランシーバ開発事例報告(杉並区医師会館会議システム)」(H22.5)POFコンソーシアム、T. Toma1, T. Sugeta2, K. Arai3 and Y. Koike4「REAL TIME HIGH-DEFINITION VIDEO COMMUNICATION SYSTEM USING GI-POF FOR MEDICAL APPLICATIONS」(H22.10)POF2010
・出展:POF2010国際会議展示(H22.10)、神奈川県R&D合同展示会(H23.3)
・雑誌:「リアルタイムハイビジョン光伝送技術」(月刊OPTCOM H23.01)P21

研究開発成果の利用シーン

遠隔医療、遠隔監視や遠隔教育などの遠隔通信において、リアルタイム・高画質な通信が可能となる

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

・H22年度に事業化に成功H26終了
・ハイビジョン光トランシーバの試作機あり(有償)

令和1年の段階では、本事業は終了しています。

提携可能な製品・サービス内容

現在は本事業は終了しています

製品・サービスのPRポイント

・小型化:リアルタイムハイビジョン光送受信器の小型化
・汎用性向上:POF配線可能なハイビジョン光送受信装置として汎用的に利用可能
・新方式の実現:ハイビジョンブロードキャスト多地点伝送を可能

今後の実用化・事業化の見通し

既に大学、行政施設での利用を開始
・成果は現在、慶應義塾大学内リアルタイムハイビジョン送受信、杉並区医師会会館内ハイビジョン双方向通信、青山学院大学IT教室内ハイビジョン伝送に使用中
・3Dハイビジョン伝送、遠隔医療などへの応用展開に向け研究を継続
・今後も、病院、大学教室、行政施設等への利用促進に向け、ユーザの拡大を目指す

実用化・事業化にあたっての課題

当社では事業終了。

事業化に向けた提携や連携の希望

当社では事業終了

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 イーラムダネット株式会社
事業管理機関 イーラムダネット株式会社

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 イーラムダネット株式会社(法人番号:5021001015880)
事業内容 光ICT開発・製品化・製造・販売事業
社員数 5 名
生産拠点 本社
本社所在地 〒252-0229 神奈川県相模原市中央区弥栄2-12-24
ホームページ http://www.e-lambdanet.com
連絡先窓口 代表取締役社長 菅田孝之
メールアドレス sugeta@e-lambdanet.com
電話番号 042-755-8785