接合・実装
歩行エネルギーを利用した完全屋外対応型発電床システムの開発
神奈川県
株式会社音力発電
2022年1月28日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 圧電素子を用いた完全屋外対応型発電床システムの開発 |
---|---|
基盤技術分野 | 接合・実装 |
対象となる産業分野 | 医療・健康・介護、環境・エネルギー、情報通信、スマート家電、建築物・構造物、電池、工作機械、エレクトロニクス |
産業分野でのニーズ対応 | 高機能化(新たな機能の付与・追加)、高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(耐久性向上)、高性能化(小型化・軽量化)、環境配慮 |
キーワード | 発電、エネルギーハーベスティング、無線、Bluetooth、防水 |
事業化状況 | 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中 |
事業実施年度 | 平成27年度~平成28年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
人の歩行などの微小な圧力変動(振動)を元に発電して発光・発信等の機能を有する発電床システムの開発・事業化を目指しているが、特に屋外で安定して機能を発現する為には完全に防水する必要があり、歩行耐久性・防水性と生産性・コストを両立する実装技術の開発が必要である。これを実現できれば建造物やインフラの無電化箇所に容易に設置でき、幅広い用途展開が期待できる
開発した技術のポイント
避難誘導手段として、内蔵されたLEDを誘導灯として点灯する発電床を対象ユニットとし、屋外への用途展開と発電安定化を図る
(新技術)
歩行する人の踏込時の力を振動エネルギー源に利用する圧電素子を用いた発電床システム
(新技術の特徴)
屋根のない完全屋外でも使用可能な避難誘導アイテムとして使用可能
具体的な成果
・圧電素子への防水性(防湿性)は、湿度65%の環境に約1か月間設置しても、基本的な発電性能に影響がなかった
・発電ユニットの防水性はIPX7に準ずる社内試験に合格、耐久性・発電安定性は、荷重80kgfの繰り返し荷重試験100万回後も破損なく、発電した
・LEDモジュールは、自転車やバイクがLEDの上部を横断しても、破損や著しい変形を起こさない耐久性を示した
研究開発成果の利用シーン
完全屋外対応型発電床システム
・避難誘導用途
・センサー電源用
・カウンター等様々な無人化が求められる用途
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
完全防水仕様の発電床の量産版として営業中
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、加工・組立・処理、製品製造、試験・分析・評価、共同研究・共同開発、技術ライセンス、技術コンサルティング
製品・サービスのPRポイント
・屋根の無い完全屋外でも使用可能な避難誘導のアイテムとして使用可能
・いつでもどこでも使用可能な点から、非常時にも有効
今後の実用化・事業化の見通し
・完全屋外で歩行エリアに使用可能な発電床ユニットの基本設計を完了するに至った
・避難誘導用途への商品展開を中心に進めていくが、この基本ユニットは発電した電気をLEDに供する方式以外に、例えばセンサー電源として活用も可能とであり、それにより景観及び安全が求められる用途だけでなく、カウンター等様々な無人化が求められる用途への展開など無限の用途展開にも期待できる
実用化・事業化にあたっての課題
量産前の価格の削減(量産時もさらなる価格の低減を求められている)
事業化に向けた提携や連携の希望
事業化に向けた提携や連携を希望する
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | 株式会社音力発電 研究開発部 |
---|---|
事業管理機関 | タキロンシーアイ株式会社 |
研究等実施機関 | タキロンシーアイ株式会社 |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | 株式会社音力発電(法人番号:3021001004951) |
---|---|
事業内容 | 自己発電IoT、エネルギーハーベスティング対応発電装置製造販売、受託開発、コンサルティング、各種製品レンタル |
社員数 | 15 名 |
本社所在地 | 〒252-0804 神奈川県藤沢市湘南台1-1-6 |
ホームページ | http://www.soundpower.co.jp/ |
連絡先窓口 | 代表取締役 速水浩平 |
メールアドレス | hayamizu@soundpower.co.jp |
電話番号 | 0466-53-8788 |
研究開発された技術を探す