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研究開発された技術紹介

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測定計測

小型軽量、且つ長距離、広視野、高分解能な3次元レーザーセンサーを開発する

大阪府

北陽電機株式会社

2022年1月28日更新

プロジェクトの基本情報

プロジェクト名 複数個の共振ミラーを使用した長距離・全天空型3Dセンサの開発
基盤技術分野 測定計測
対象となる産業分野 航空・宇宙、自動車、ロボット、農業、工作機械、物流・流通
産業分野でのニーズ対応 高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(小型化・軽量化)、高性能化(信頼性・安全性向上)、高性能化(精度向上)、高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、高効率化(人件費削減)、高効率化(使用機器削減)、低コスト化、デザイン性・意匠性の向上
キーワード 3次元計測、LiDAR、測域センサ、ロボット、環境認識
事業化状況 実用化に成功し事業化に向けて取り組み中
事業実施年度 平成27年度~平成29年度

プロジェクトの詳細

事業概要

H24~26年に開発した市街地を歩行速度で自律移動するロボットのための3次元レーザセンサを高度化し、屋外の悪環境下で長距離まで広視野に物体や地形を高精度で弁別できる小型の3次元距離計測センサを実現する。これによりインフラ点検や自動運転など種々の社会システムで使用されるロボットの機能向上と安全性の確保を目指す

開発した技術のポイント

・検出距離の目標:100mの3次元レーザセンサを開発
・センサの騒音レベルが30dbの静音化を実現する
(新技術)
・360度回転するモータに取り付けられた複数個の投受光ユニットからなる新たなセンサ構造
・投光部の光走査はReMを使い、高速・高精度・静音化を実現した
(新技術のポイント)
・検出距離は目標を超える200mを達成
・水平360度、垂直90度の広い検出範囲
・音対策の結果は、騒音レベル30dBを実現した

具体的な成果

・高精度・高速光走査方式の開発
・高精度・高分解能な受光ユニットの開発
・超高感度の光計測素子を使った受光回路
・耐環境性が強化された周辺回路の開発
・環境対策に有効な信号処理を実現するASICの試作評価
・大容量3次元データに対応した通信コマンド体系の開発
・通信コマンドの仕様を策定し、センサに実装
・固定部及び回転部における情報処理回路とソフトウエア開発

研究開発成果の利用シーン

・遠距離対応レーザ測域センサ
・ロボット制御用機器・安全装置
・自動運転車用3D環境センサ

実用化・事業化の状況

事業化状況の詳細

評価機の試作を実施予定、また計測を行なう高機能ASICを開発中

提携可能な製品・サービス内容

製品製造

製品・サービスのPRポイント

研究開発を継続中

今後の実用化・事業化の見通し

・量産機に搭載可能なASICを開発し、試作機を完成させる
・ロボットの制御機器として、2年後の商品化を目指す
・新たに建設現場自動化を目標とする、I-constractionに取り組む

プロジェクトの実施体制

主たる研究等実施機関 北陽電機株式会社
事業管理機関 株式会社つくば研究支援センター
研究等実施機関 国立大学法人筑波大学
学校法人芝浦工業大学
株式会社Doog
アドバイザー 千葉工業大学
東北大学

主たる研究等実施機関 企業情報

企業名 北陽電機株式会社(法人番号:1380001010686)
事業内容 光通信機器、センサ、レーザ機器、計測機器、障害物検知センサ、自動ドア
社員数 230 名
生産拠点 豊中事業所
本社所在地 〒550-0002 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目9番6号 肥後橋ユニオンビル9F
ホームページ https//www.hokuyo-aut.co.jp/
連絡先窓口 技術本部 要素技術室 上谷敏寛
メールアドレス kamitani@hokuyo-aut.co.jp
電話番号 06-6333-8635