接合・実装
従来品サイズの1/4となるマトリクス型コリメータによる高速大容量情報通信機器実装技術
北海道
フォトニックサイエンステクノロジ株式会社
2023年2月4日更新
プロジェクトの基本情報
プロジェクト名 | 新世代高速通信向け波長選択スイッチ用マトリクス型コリメータ実装技術の研究開発 |
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基盤技術分野 | 接合・実装 |
対象となる産業分野 | ロボット、産業機械、情報通信、光学機器 |
産業分野でのニーズ対応 | 高性能化(既存機能の性能向上)、高性能化(小型化・軽量化)、高性能化(精度向上)、高効率化(同じ生産量に対するリソースの削減)、高効率化(工程短縮)、低コスト化 |
キーワード | VAD法、コリメータ、 フォーカサー、 光ファイバ、 MCVD法 |
事業化状況 | 事業化に成功し継続的な取引が続いている |
事業実施年度 | 平成25年度~平成27年度 |
プロジェクトの詳細
事業概要
インターネットの普及に伴う通信容量の爆発的な増大に対して、川下企業では大容量の伝送信号を高速処理可能な波長選択スイッチ(WSS)の開発を進めてきているが、小型化、低損失化、高集積化が課題となっている。この課題を解決するため、本研究開発では、従来品サイズの1/4となるマトリクス型コリメータ実装技術を開発する
開発した技術のポイント
コリメータ用レンズの光学設計およびコリメータ用レンズを作製可能とする装置の設計・導入、装置を用いたコリメータ用レンズの試作およびコリメータマトリクス実装技術の開発
(新技術)
小型で多チャンネルなWSSに対応する、従来品サイズの1/4となるマトリクス型コリメータ実装技術
(新技術の特徴)
小型化、低損失化、高集積化の課題解決可能なコリメータ用レンズ作成技術、コリメータマトリクス実装技術
具体的な成果
・直径20mm、長さ200mmのGIファイバレンズ母材製造技術及びGIファイバレンズの高精度線引き加工技術、単芯光ファイバコリメータ、光ファイバコリメータアレイ、光ファイバコリメータマトリクス実装技術等の要素技術を確立した
・また派生技術として、光ファイバ母材へのクラッド形成技術、大口径石英ロッドと光ファイバとの異径融着接続技術、高NA-GIファイバレンズ母材製造技術の開発を行うことが出来た
・更に、本研究開発事業において開発したレンズマトリクス実装技術に関する特許を1件出願した
知財出願や広報活動等の状況
ノウハウ技術の蓄積中
研究開発成果の利用シーン
・新世代波長選択スイッチ用のマトリクス型コリメータ用レンズ
・コリメータ用レンズを作製可能とする装置
・長距離光コリメータ実装技術
実用化・事業化の状況
事業化状況の詳細
単心ファイバコリメータの実績ができたため多心コリメータの試作に挑戦している
提携可能な製品・サービス内容
設計・製作、加工・組立・処理、素材・部品製造、製品製造、共同研究・共同開発
製品・サービスのPRポイント
・光通信ネットワークの大容量化に対応
・WSS(波長選択スイッチ)の小型化(従来品サイズの1/4)、低損失化、高集積化
・レンズピッチの高精度配列(縦横狭ピッチ積層)
今後の実用化・事業化の見通し
・GIファイバレンズに関して、新規に開発した縦横狭ピッチマトリクスの簡便実装法により、100chレベルのコリメータの事業化を予定しているが、現在、海外企業から試作の引合いがあり、技術仕様を調整中である
・事業の成果は、光通信技術展及びインターオプトなどへの出展を予定している
実用化・事業化にあたっての課題
ピッチ精度の向上、多心化技術の向上
事業化に向けた提携や連携の希望
大手通信会社開発部門より試作品受注の可能性あり
プロジェクトの実施体制
主たる研究等実施機関 | フォトニックサイエンステクノロジ株式会社 |
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事業管理機関 | 特定非営利活動法人ホトニクスワールドコンソーシアム |
研究等実施機関 | 学校法人公立千歳科学技術大学 総合光科学部 光応用システム学科 小林壮一 研究室 |
アドバイザー | 塙 文明(NTTエレクトロニクス(株)製造センター・副センター長)、八巻 重則(北日本電線(株)光デバイス事業部長) |
参考情報
主たる研究等実施機関 企業情報
企業名 | フォトニックサイエンステクノロジ株式会社(法人番号:7430001044120) |
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事業内容 | 光関連部材の製造販売 |
社員数 | 8 名 |
生産拠点 | 千歳市北信濃776-16 |
本社所在地 | 〒066-0075 北海道千歳市北信濃776-16 |
ホームページ | http://www.psti7.com/ |
連絡先窓口 | 代表取締役社長 小林壮一 |
メールアドレス | jimu@psti7.com |
電話番号 | 0123-42-0575 |
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