研究開発された技術紹介

次世代自動車やサービスロボットは、エネルギー利用効率化・利便性向上を目指して、社会インフラとの連携統合が進んでいる。しかし、セキュリティ対策のない既存技術で連携した場合、悪意ある遠隔操作を謀る攻撃により利用者安全が損なわれ、川下企業の大きな課題となっている。その対策として、セキュリティ機構を備えた基盤ソフトウェアを開発し、品質説明力を向上することで、統合システム社会での利用者安全技術を確立する

自動車が「統合システム」の一員として、外部ネットワークに繋がることにより新たに発生するセキュリティ脅威への対策を行う

(新技術)
アプリケーションプログラムの制御を司る部位(制御パーティション)を、外部ネットワークとの通信を司る部位(通信パーティション)から、パーティションOSによって隔離する

(新技術の特徴)
外部ネットワークに繋がることによる悪意のある攻撃および自動車の武器化を防止することが可能となる

・基盤ソフトウェアのセキュリティ要件導出
‐基盤ソフトウェアのセキュリティおよび安全分析を実施した
‐セキュリティ基盤ソフトウェア要件定義を実施した
・基盤ソフトウェアのセキュリティコンセプトおよび仕様開発
‐基盤ソフトウェアのコンセプト開発を実施した
‐基盤ソフトウェアのコンセプトレポート取得を実施した
・セキュリティ基盤ソフトウェアの開発
‐セキュリティ対策ライブラリの開発を実施した
‐セキュリティ基盤ソフトウェアの開発を実施した

・自動車の利用者安全を保障するセキュリティ基盤ソフトウェア
・サービスロボットのセキュリティ基盤ソフトウェア

基盤ソフトウェアの仕様開発の研究成果を活用して、制御システムのセキュリティ規格である“IEC62443”に準拠した、セキュリティ対策ライブラリの開発とセキュリティ基盤ソフトウェアの開発に成功した

外部ネットワークからの攻撃を防止するセキュリティ基盤ソフトウェアの開発により、利用者および歩行者の安全確保に貢献
・外部ネットワークとの接続を想定していない自動車では、外部からの悪意のある攻撃および自動車の武器化につながる恐れがある
・自動車が外部ネットワークに繋がることにより新たに発生するセキュリティへの対策を行うことで、外部ネットワークからの攻撃を防止するセキュリティ対策ライブラリおよびセキュリティ基盤ソフトウェアの開発に成功した
・これにより、自動車・ロボット等の利用者および歩行者の安全確保を可能とした

・セキュリティコンセプトの認証取得を行う予定である
・セキュリティ対策を導入するための導入セミナーの開催(概論から方法論まで)を行う予定である
・組込みセキュリティ導入のコンサルティングを行う予定である
・組込みセキュリティ製品のソフトウェア開発を行う予定である
・組込みセキュリティ導入のプロセス構築支援を行う予定である。