(1) 災害発生後のキャッシュフローの算定

 別紙で計算したデータを基に、下記の表にご貴方の会社の数字を入れて、自社のキャッシュフロー検討表を作成して下さい。


表 災害発生直後1ヶ月目のキャッシュフロー検討表(例)

(単位:千円) 



(稼働率)

上 旬
緊急時発生
(0%)

中 旬

(N1%)

下 旬

(N2%)

営業
収入

前月分の影響
今月分

       

営業収入 計

       

営業
支出

変動費

前月分の影響
今月分

       

固定費

前月分の影響
今月分

       

営業支出 計

       

復旧費用

       

資金収支

       


表 キャッシュフロー対策

(単位:千円)

科    目

上 旬

中 旬

下 旬

現金・預金取崩し

       

新規借入1

       

損害保険金2

       

会社資産売却3

       

経営者から支援

       

総 合 資 金 収 支

       

緊急事態発生直後1ヶ月目は、前月の影響があり、特に細かく予想することが必要です。緊急事態発生が、上旬か、中旬か、下旬かによってもキャッシュフローは大きく変化します。
注1)新規借入、注2)損害保険金の支払い、注3)会社の資産売却の3項目については、 資金になるまでには時間がかかりますから、この時期は手元に現・預金がないと大変です。

○5・1.(4)の表を使ってで復旧日数を予想する場合、稼動率0%から、復旧後直ちに100%になる形になります。段階的に稼動率がアップすると予想される場合は、手作業でN1%、N2%を補正して下さい。

 さらに、災害発生後1年間あるいは2年間のキャッシュフローを考えておく必要があります。災害復旧資金を借入れた場合、2年据置き後3年目から返済が始まりますから、復旧にあたり貴方の会社の収益体質の改善(返済原資の増加)を図ることが大事になります。
 災害後あなたの会社の、稼働率をどう推移させるのかも考えて下さい。また、何ヶ月目にピークでどのくらい資金が不足するのかを予想しましょう。
 資金不足の対策(新規借入・資産売却・経営者から支援)を何時、どうするか、考えておいて下さい。


表 災害発生後1年間のキャッシュフロー検討表

 (単位:千円)

 

科  目
(稼働率)

1ヶ月目
(0%)

2ヶ月目
(30%)

3ヶ月目
(60%)

4ヶ月目(100%)

5ヶ月目(100%)

6ヶ月目(100%)

事業
中断

営業収入

           

営業
支出

変動費

           

固定費

           

小 計

           

事業資金収支

(B0

(B30

(B60

(B100

(B100

(B100

復旧費用

           

月次資金収支

           

累計 資金収支

           


表 キャッシュフロー対策

(単位:千円)

科   目

1ヶ月目

2ヶ月目

3ヶ月目

4ヶ月目

5ヶ月目

6ヶ月目

現金・預金取崩し

           

新規借入

           

損害保険金

           

会社資産売却

           

経営者から支援

           

総合 資金収支

   

   

   

   

   

   


表 続き

 (単位:千円)

科  目
稼働率100%以上

7ケ月目 ( %)

8ケ月目( %)

9ケ月目( %)

10ケ月目(  %)

11ケ月目( %)

12ケ月目(  %)

事業
中断

営業収入

           

営業
支出

変動費

           

固定費

           

小計

           

事業資金収支

           

復旧費用

           

月次 資金収支

           

累計 資金収支

           


表 続き

(単位:千円)

科    目

7ヶ月目

8ヶ月目

9ヶ月目

10ヶ月目

11ヶ月目

12ヶ月目

現金・預金取崩し

           

新規借入

 

 

       

損害保険金

           

会社資産売却

           

経営者から支援

           

総合 資金収支

 

 

 

 

 

 



5.3 緊急事態発生時のキャッシュフローの算定     キャッシュフローの悪化額