5.財務診断モデル(中級コース)
BCPサイクルの一環として、災害に遭遇した場合の貴方の会社の財務状況(復旧費用総額、キャッシュフローなど)を予測します。エクセルファイルをダウンロードしてお使い下さい。
平常時に診断することで、緊急時の財務対策を予習して下さい。また、診断結果を踏まえ、手元資金の確保、損害保険や組合共済の加入、強化、政府の災害復旧貸付制度の利用等の事前対策に着手して下さい†1。
事業継続対策の検討・実施に当たっては、融資・担保のことが絡みますから、従来の取引金融機関にも色々と相談されることをお勧めします。損害保険会社、扱い代理店にも損害保険の内容、防災対策などについて相談をして下さい。
実際の災害時には、被災状況を反映した再検討を行い、復旧資金の調達計画の立案や融資に関する金融機関との相談の際に役立てて下さい。
なお、以降のページでは、財務診断を進めるための手順を示していますが、同様の手順に従った計算作業がエクセルファイル上で行えるようになっています。 ダウンロードページ から、エクセルファイルの「財務診断モデル中級コース(貴社の業種に応じて製造業、卸・小売業、建設業のいずれかを選択して下さい)」をダウンロードして、その中の指示に従って作業を行って下さい。計算が自動的に行われて、BCPに綴じるべき帳票が簡単に作成できます。
本モデルは、単一事業所で地震災害の場合を前提として製造業、卸・小売業、建設業のケースを記述しています。地震以外あるいは、複数工場、複数事業で中核事業を継続する等のケースは、上級コースを参照して下さい。