3.3.1 BCP発動基準を明確にする

(1) このステップの目的

 あなたの会社に発生した緊急時において、策定したBCPを有効に機能させるためには、BCPの発動基準を明確にしておくことが大変重要であり、発動されたか、されていないのかよくわからないような状況では、各従業員はどのように対応すべきかの判断が付かなくなります。その結果、所定の対応を迅速に実行することができず、最悪の場合、目標復旧時間内に中核事業を復旧させられない結果となることも考えられます。
 このプロセスでは、「どのような場合にBCPを発動するか?」という基準を事前に明確化しておくことを目的としています。


(2) 実施のポイント

 BCPの発動基準を設定するにあたってのポイントは、あなたの会社の中核事業ボトルネックが何らかの影響を受け、かつ、それに対して早期の対応をしなければ、目標復旧時間内に中核事業を復旧させることができない場合を正しく把握する必要があるということです。
 そのため、「3.1 事業を理解する」のプロセスで把握した、中核事業ボトルネックと、そのボトルネックに影響を与える可能性のある災害の結果を利用して、災害とその規模、被災しているボトルネックの種類にもとづいて、BCP発動基準を定めることが望ましいでしょう。


 


3.3 BCPを策定する     3.3.2 BCP発動時の体制を明確にする