3.2 BCPの準備、事前対策を検討する

(1) このプロセスの目的

 このプロセスでは、緊急事態発生時において、あなたの会社の中核事業を継続・復旧させるための準備及び事前対策を検討します。
 このプロセスで検討する項目は、具体的に次の2つです。

     ① BCP発動時のボトルネック資源の代替案
     ② 事前の対策

 はじめに、① では、前のプロセス「3.1 事業を理解する」で把握したボトルネック資源を、緊急事態発生時にどのように確保するかについて事前に把握しておくことが目的です。この検討をしておくことにより、緊急時における事業復旧をより迅速に行うことができるからです。
 一方、中核事業の継続のためには、そもそも災害等が発生しても、大きな被害を受けないことがもっとも望ましいのですから、前のプロセス「3.1 事業を理解する」で把握した、中核事業に大きな影響を与える災害及びボトルネックに対して、事前の対策を検討しておくことが望ましいといえます。これが② の目的です。


(2) このプロセスでの実施内容

3.2.1 事業継続のための代替策の特定と選択をする
3.2.2 事前対策を検討・実施する



3.1.3 財務状況を診断する     3.2.1 事業継続のための代替策の特定と選択をする