5.2 損害保険の整理

 あなたの会社の損害保険の付保状況を見ておきましょう。
別表を参考に災害の種別ごとの損害保険の加入状況の整理をしましょう。

 資産(財物)の損害への対策としては、基本は火災保険契約で対応することになります。火災保険と言っても、色々な種類があり、担保内容も異なっていますので、よく確認する必要があります。また、事業中断の損害に対しては利益保険で対応することになります。

 あなたの会社も火災保険は付けている筈です。問題は付保している保険契約の内容がどのような災害をどこまで補償することになっているかです。事業中断の損害に関しても、どの範囲まで補償して貰えるかが重要な点です。

 欧米の企業では殆どが利益保険に加入していますが、わが国の企業の加入率は20%以下と言われています。利益保険に入っていないということは、万一の災害や事故の場合のキヤッシュフロー対策が講じられていないというおそれがあります。

 また、最近では新しいタイプの保険が販売されており、損害保険会社によって担保内容が異なっている保険もあります。別表はある損害保険会社の例です。これを、参考にして、損 害保険会社・扱い代理店と相談して、貴方の会社の損害保険の付保状況を確認し、適切な損害保険を付けることをおすすめします。

 各種災害について、損害保険では下記の分類をしています。この分類をもとに損害保険会社・扱い代理店に契約内容を正確にご確認下さい。


【自然災害等】

1. 落雷  
2. 風・ひょう・雪災 台風・旋風・暴風・暴風雨等の風災、ひょう災、豪雪・なだれ等の雪災
3. 水害 台風・集中豪雨等による川の氾濫等
4. 地震 地震・噴火・津波による火災・損壊・埋没・流出等

【人災等】

5. 火災 失火やもらい火、消防活動による水濡れ・破壊
6. 破裂・爆裂 ガス爆発等(ボイラー・タービンの爆発不担保)
7. 飛来・落下・衝突 自動車の飛び込み等
8. 水濡れ 給排水設備の事故等による。
9. 破壊 騒擾・労働争議等による。
10.盗難 建物内の什器、商品、現金等
11.破損 建物、什器、商品等

【その他】

  テロ
  集団感染

 


5.1 復旧費用の算定     資産の損害に対する損害保険の加入状況の検討