資料16 財務診断モデルにおける緊急時被害想定方法


(1)直接被害

 個別の企業ごとに被害の状況はそれぞれ異なるものの、個別の企業の特性に十分、対応できるような評価手法をつくるのは困難な面がある。この点について、個別に被害額を想定してもらい入力してもらうことも考えたが、中小企業経営者からのヒアリング結果では、そのような入力は困難とのことであった。
 本計算では、被害やキャッシュフローが災害によりどのように変化するか意識してもらい、災害対策を進めてもらう契機になる点を重視していることを考え、被害評価方法については、ある程度一般的・概算的にならざるを得ないものの、中小企業経営者が比較的簡便に入力可能な値を使って評価を行うことを重視した。



資料15 教育・訓練 (3) 訓練     建物被害・建物附属設備・機械及び装置