
「中小企業の会計」は、どのように活用すればよいですか?

この小冊子は、中小企業が自社の財務状況を再点検し、財務基盤をより強化することを目的として作成しています。次のいくつかの活用例を参考にして、あなたの会社も「中小企業の会計」を十分に活用してください。
(1) 社内の意識改革に活用しましょう!
経営者、役員、幹部社員等を対象として勉強会を行い、「中小企業の会計」の基本的な考え方を理解しましょう! 財務診断や経営改善の手法を活用して財務基盤を強化するためにはどうしたらよいか、全社的に会社の財務課題を共有することにより、社内の意識改革にも役立てられます。
(2) 金融機関や取引先の信用を高めるために活用しましょう!
「中小企業の会計に関する指針」に拠った計算書類(決算書)を作成し、金融機関や取引先に対する信用力を高めましょう!
近年、金融機関は、中小企業に対し、不動産担保や第三者保証に過度に依存することなく、計算書類(決算書)の質に応じた貸出しを積極的に行っている傾向にあります。具体的には、「中小企業の会計に関する指針」に拠った計算書類(決算書)を提出した中小企業に対し、多くの金融機関で、融資条件を優遇する融資商品が取り扱われています(裏表紙のURL参照)。また、信用保証協会では、「中小企業の会計に関する指針」に拠った計算書類(決算書)が作成されていることが、保証料率割引の要件となっています。
近年、金融機関は、中小企業に対し、不動産担保や第三者保証に過度に依存することなく、計算書類(決算書)の質に応じた貸出しを積極的に行っている傾向にあります。具体的には、「中小企業の会計に関する指針」に拠った計算書類(決算書)を提出した中小企業に対し、多くの金融機関で、融資条件を優遇する融資商品が取り扱われています(裏表紙のURL参照)。また、信用保証協会では、「中小企業の会計に関する指針」に拠った計算書類(決算書)が作成されていることが、保証料率割引の要件となっています。
(3) 「中小企業の会計ツ-ル集」を役立てましょう!
中小企業庁のホームページから「中小企業の会計ツ-ル集」をダウンロードしてみましょう。このツール集は、数値を入力するだけで簡単に操作ができます。
特に、キャッシュ・フロ-計算書は、前期の決算書と当期の月次試算表を入力することによって、毎月、期首からその月までのキャッシュ・フロー計算書を自動的に作成できます。
また、経営改善を計画的に行うために事業計画書を作成し、社内の月例会議等で活用してみるのも1つの方法です。
特に、キャッシュ・フロ-計算書は、前期の決算書と当期の月次試算表を入力することによって、毎月、期首からその月までのキャッシュ・フロー計算書を自動的に作成できます。
また、経営改善を計画的に行うために事業計画書を作成し、社内の月例会議等で活用してみるのも1つの方法です。
