資料14 重要書類等の再発行手続き

・災害等によって原本が焼失・紛失した場合の再発行の手続き(例)は、次のとおり。


書類

再発行の手続き(例)

契約書

契約書がないままだと、トラブルが発生した場合の対応が困難となる。自社で契約書コピーを保管していない場合は、早めに取引先に頼んでコピーをとらせてもらう。

実印

実印を焼失や紛失し改めて作り直す場合、各市町村の窓口に行き、備え付けの「廃止届」を提出の上、新しく実印とする印鑑と身分証明を持参して改めて申請する。

預金証書・
預金通帳

預金口座を開いた銀行へ焼失届けを提出する(新しい印鑑を持参)。数日後、銀行より再発行の案内文書が送られてくるので、身分証明書と新しい印鑑を持参し、再発行を行う。通常の再発行期間は1週間くらい。

クレジットカード

カード会社へ焼失又は紛失した事を電話で届け出る。本人であることの確認が取れれば、カードの再発行手続が行われる。手続きは1週間から3週間位。

株券

 

発行会社もしくは名義書換代理人に株券が焼失又は紛失したことを届け、株券喪失登録の申請を行う。一般的には、申請受理後1年が経過するとこの株券は無効となり、株券失効通知が届く。その段階で、発行会社に株券の再発行を請求する。

健康保険証

各市区町村の健康保険課へ届け出る(身分証明書と印鑑を持参)。本人であることが確認されれば、その場で再発行される。

年金手帳

最初に取得した社会保険事務所等で再発行してくれる。

自動車運転免許証

再発行は各地の運転免許試験場で受け付けている。名前と生年月日、住所が確認できるもの(保険証、住民票など)、印鑑、写真(縦3cm×横2.4cm)をもって、備え付けの再発行申請書に記入・提出すれば、即日発行される。

登記簿謄本の取得と登記の抹消

建物が罹災した場合、保険金請求のため登記簿謄本が必要になる場合があり、法務局で取得する。
建物を取りこわす場合は、登記を抹消しておかないと次の年にも固定資産税を請求される。抹消登記は罹災証明書と印鑑証明書、滅失登記申請書を提出する。一般的には土地家屋調査士に手続を依頼するケースが多い。

出典:長岡商工会議所・長岡中小企業相談所「職場の防災対策必須マニュアル」(H17)を参考に作成



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