2025年度人材育成事業「マチスタート 」開催概要
まちづくりの基礎知識から、先駆的な事例まで幅広く学び、地域で実践する力を身につける人材育成事業「マチスタート」を実施。商店街関係者、まちづくり会社職員、自治体職員、中小企業診断士など、342名(宿泊研修58名)が受講した。
オンライン研修:2025年12月1日(月)、3日(水)、8日(月)、9日(火)
宿泊研修:2026年2月18日(水)~20日(金)
マチスタート研修の狙い(ゴール)
まちを動かす「実践力」を身につけること。
- データを活用して地域の課題を分析し、目指す方向性を構想する力
- 地域の資源や多様な人材を活かした体制・組織を構築する力
- 新たな視点に立ち、民間で持続可能な事業を構築する力
プログラム
オンライン研修で基礎知識等を学び、宿題を通じて学びを深め、宿泊研修で実践的にまちづくりを学ぶ。
オンライン研修
まちづくりに必要な基礎知識から先駆者の事例まで幅広く学ぶ。
【12/1(月)まちづくりの基礎知識】

合同会社デロイト トーマツ
パートナー 坂口 剛 氏
まちづくりの基礎知識として、「地域・まちとしてのありたい姿」を「パーパス(社会的存在意義)」として策定し、その実現に向けて現状とのギャップを「課題」として明確化し、その課題から優先的に取り組むべき「具体的な取組(事業)」を組み立てる手法(事業の型)について講義。マチスタート研修の総論。
【12/3(水)課題分析方法・優先的に取り組むべき課題の明確化】

株式会社POPS
クリエイティブディレクター/コピーライター 田中 淳一 氏
地域に存在するものを使って、社会・地域・地球課題や人にとっての基本的な価値を満たすものを「パーパス」として定義し、それを情報発信することによって共感・「まち」への関心を得るという「まちづくりにおけるパーパス・ブランディング」の考え方について、具体的な事例を用いて講義。
【12/8(月)事業の型・組織づくり】

福知山フロント株式会社
代表取締役 杉本 潤明 氏
取締役事務局長 奥田 友昭 氏
取締役事務局 広瀬 今日子 氏
事業の型(ありたい姿を描き、現状を分析し、課題を特定し、それを事業として実施する)の事例として、福知山フロント株式会社の設立経緯や、スピード感をもって多様な事業を計画的・継続的に実施する手法、新規出店者獲得とにぎわい創出に繋げたポイントなどについて講義。
【12/9(火)事業の型・アイデア創出法】

株式会社XLOCAL 代表取締役 兼
株式会社SHONAI 取締役
坂本 大典 氏
株式会社XLOCAL・株式会社SHONAIの理念や事業のポイントに加え、事業アイディアの創出方法、事業の組み立て方、事業に必要な人の集め方、資金調達方法、まちの気運の高め方、企業理念の共有の重要性などについて講義。

事前課題提出(宿題)
2025年12月10日(水)~2026年1月30日(金)
受講者自身の地域が目指すパーパスと、それに向けて優先的に解くべき課題を検討し、提出。

宿泊研修
2026年2月18日(水)~2026年2月20日(金)
- 講師の講義・指摘や受講者との議論を通じ、パーパス作成、現状把握・課題抽出、事業案作成・アクションプラン作成までの【プロセス】を実践的に学ぶことにより、研修後に地域の関係者とまちづくりを行うための【知識】を得るとともに、受講者自身の地域の「事業案」を作成する。
- 全国から集まった「まちづくり」に関心の高い受講者との意見交換を行う。
- 幅広い知識と経験を有する講師が3日間常駐し、受講者の研修を手厚くサポート。
全体コーディネーター
-
合同会社デロイト トーマツ
パートナー
坂口 剛 氏
アドバイザー
-
有限会社テイクスペース
代表取締役
竹林 晋 氏 -
株式会社金沢商業活性化センター
常務執行役員
髙本 泰輔 氏 -
尾山台商栄会
商店街振興組合
理事長
高野 雄太 氏 -
合同会社デロイト トーマツ
コンサルタント
船生 柊伍 氏
【2/18(水)地域において真に解くべき課題の特定・パーパスの設定】
- 10:00~10:10
- オリエンテーション
- 10:10~10:50

- 今後の中小商業支援策等について
講師:中小企業庁経営支援部 商業課 課長 伊奈 友子
中小企業支援策の方向性、特に小規模事業者、地域課題解決の担い手になるような事業者など地域経済を支える事業者向けの施策として、ローカルゼブラ企業の育成、商店街・中心市街地活性化施策などについて説明。 - 11:00~12:00

- 新たなまちのスタートにあたって~まちとはどういう場所でしょうか?~
講師:株式会社まちづくり松山 取締役 加戸 慎太郎 氏
マネージャー、事務局、プレイヤー、資金の出し手など様々な立場でまちづくりを行ってきた経験に基づき、「まちづくり」とは何か、まちを今よりも前進させるための理念、関わり方・役割、情報開示・共有の重要性などについて講義。 - 13:00~13:30

- オンライン研修振り返り
講師:合同会社デロイト トーマツ パートナー 坂口 剛 氏
株式会社POPS クリエイティブディレクター/コピーライター 田中 淳一 氏
オンライン研修の各講師の講義について、特に宿泊研修での実践に必要なポイントを重点的に振り返り。 - 13:30~15:50
- パーパス案・受講者の地域の課題(事前提出)への講評
講師:全体コーディネーター、アドバイザー、田中 淳一 氏(前掲)
受講者が事前提出課題(宿題)として作成した「パーパス案」と「課題」について、講師から修正の方向性などについて講評。
- 16:00~17:00
- パーパス案・受講者の地域の課題の再考 <ワーク>
講師:全体コーディネーター、アドバイザー、田中 淳一 氏(前掲)
パーパス策定のフローについて講義。講義内容を踏まえ、自身の宿題への講評や他の受講者の案やそれに対する講評を参考に、講師に随時相談しながら、パーパス案と課題を再考・確定。
- 17:10~18:00
- 事業の組み立て方
講師:全体コーディネーター
具体的な事業案を作る手法について講義。確定したパーパス・課題をもとに、2日目(2/19)に事業構想を作り込むために、「事業内容」を検討。 - 18:15~20:00
- 懇親会
【2/19(木)事例からの学びと事業案の作成・アクションプランの策定】
- 09:00~10:30
- トークセッション
モデレーター:全体コーディネーター
スピーカー:アドバイサー
3講師から現在の取組についてショートプレゼンと、まちづくりに関する4つのテーマについて、ファシリテーターと各講師のそれぞれの立場と経験に基づく意見交換。
- 10:40~12:00

- 事業の構想から実践まで <有識者プレゼン>
講師:株式会社NEWLOCAL 代表取締役 石田 遼 氏
株式会社NEWLOCALの行動指針や、各地で行う「まちづくり」の具体例を用いて、地域の未来を担う覚悟を持つ地域リーダーと共にビジョンを形にして課題を解決していく「まちくりのプロセス」について講義。 - 13:00~13:15
- アイデア創出の方法・アクションプランの策定方法
講師:全体コーディネーター
アイデアの創出方法について講義。1日目(2/18)に検討した「事業内容」を再考。 - 13:15~18:00
- 事業案・アクションプラン案策定<ワーク>
講師:全体コーディネーター、アドバイザー
「事業内容」を具体化するために必要な8項目について、 、講師に随時相談しながら、1項目ずつ講義を受けながら検討し、「事業案」を作成(フォーマットシートに記載)。また、事業を実施するための当面の活動についてアクションプラン案を検討。
【2/20(金)事業案・アクションプランの策定・共有】
- 08:30~09:00
- 課題提出
- 09:10~12:00
- 事業案発表 <グループワーク>
講師:全体コーディネーター、アドバイザー
4つのグループに分かれ、2日目に作成した「事業案」を発表し、担当講師から講評。
- 13:00~14:00
- 最終発表 <全体>
講師:全体コーディネーター、アドバイザー、中小企業庁商業課長(前掲)
4つのグループから選ばれた代表8者が事業案(全受講者の参考となる事業案を選定)を全体発表。担当講師からポイントを解説するとともに、中小企業庁商業課長から講評。
- 14:10~15:00
- まとめ・修了式
参加者(結果)
- 属性
- 商店街関係者、まちづくり会社職員、自治体職員、中小企業診断士など
- 人数
- オンライン研修:342名、宿泊研修:58名

主なコメント
<オンライン研修>
- まちづくりのポイントを事例から紐解く講義で参考になった。
- まちづくりにおけるブランディングの重要性を知ることができた。
- 様々な講師の講義を質疑応答も含めて聞けて有意義だった。
- まちづくりに必要な考え方を学ぶことができた。
<宿泊研修>
- 中企庁の施策や、事業立案に有用な考え方を実践形式で学ぶことができてよかった。
- 講師や他の受講者から地域の課題や事例を聞き、今後のまちづくりの参考になった。
- 日本各地で課題解決に挑む方々と多くの議論ができ、まちづくりに対するモチベーションが上がった。
- 研修で作成した事業案を商店街の役員間で共有し、今後の方針について早速検討を始めた。
など多数の声が寄せられています。

今後の予定
マチスタート宿泊研修(2026年2月)の内容を2日間に凝縮して、関西地方で開催決定!
日時:2026年5月25日(月)26日(火)
場所:近畿経済産業局内(大阪府大阪市中央区大手前1-5-44)
- 詳しくはこちら
マチスタート in 関西
<お問い合わせ先>
「マチスタート」事務局(中小企業庁経営支援部商業課内)
電話:03-3501-1511
メールアドレス:bzl-machisutaR7fy@meti.go.jp
受付時間 :9:30~18:00(土日、祝日を除く)