第2部 小規模事業者の労働生産性の向上に向けた取組 

第2節 小規模事業者の経営者の業務負担

第1節では小規模事業者の人手不足感が強まっている傾向であることを確認した。本節では、第2-1-13図において人手不足への対応として「経営者の労働時間を増やし対応」しているとの回答が多いことを踏まえ、経営者自身の働き方について着目し分析する。

1 経営者の労働時間と休日日数

〔1〕経営者の一日当たりの平均実労働時間(休憩時間を除く)

経営者の1日の実労働時間を見ると、労働時間は9~10時間とする回答が最も多い(第2-1-14図)。全体平均は9時間26分となっており、これは規模が比較的小さい事業所に勤務する一般労働者の平均実労働時間(8時間16分1)と比べると長い労働時間になっている。

1 厚生労働省「毎月勤労統計調査」から、常用雇用労働者数5人以上30人未満の規模の事業所における一般労働者の、2017年の1か月あたり総実労働時間(171.1時間)を、出勤日数(20.7日)で除した値である。

第2-1-14図 経営者の一日当たりの平均実労働時間(休憩時間を除く)
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〔2〕労働時間を増やしている経営者の一日当たりの平均実労働時間(休憩時間を除く)

人手不足への対応として「経営者の労働時間を増やし対応」と回答している小規模事業者の経営者の平均実労働時間は、平均10時間8分となっており、その他の小規模事業者の経営者の平均9時間4分と比べ約1時間長くなっている(第2-1-15図)。

第2-1-15図 労働時間を増やしている経営者の一日当たりの平均実労働時間(休憩時間を除く)
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〔3〕経営者の一週間当たりの平均休日日数

1週間当たりの平均休日数は「1日」が74.5%と大半を占めており、全体の平均は1.17日となっている(第2-1-16図)。

第2-1-16図 経営者の一週間当たりの平均休日数
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