3 人口の増減と小規模事業所の増減について
全国1,741の基礎自治体について、2010年から2015年の人口の増減率と2009年から2014年の規模別の事業所数の増減率の関係について示したものが第1-4-11図である。
これを見ると、特に、2010年から2015年の間に人口が▲10%超減少した123の基礎自治体では、小規模事業所数は▲26.0%、中・大規模事業所は▲19.7%と大幅な減少となっている。
また、人口減少率の高い自治体の方が、人口減少率の低い自治体よりも事業所数の減少率が高く、かつ、小規模事業所の減少率の方が中・大規模事業所の減少率よりも高くなっている。
このことは、小規模事業者の方が、中・大規模事業者よりも人口の影響を受けやすいことを示している。