第1部 小規模事業者の動向

3 相談者の属性

ここで、相談者の属性について見ることとする。第1-3-15図は、経営指導員が実際に対応を行った相談者の属性(複数回答)について聞いたものである。その結果、1位の回答として経営者本人(83.7%)が圧倒的に多いことが分かる。このことは、経営指導員が、経営者にとって経営上の課題に関する良き相談相手となっていることをうかがわせるものとなっている。2位の回答には経営者の配偶者(59.3%)が、3位の回答には経営者の子(55.9%)が続いている。このことから、経営の相談は経営者本人や近親者に限られる傾向にあることが分かる。

第1-3-15図 相談者の属性(複数回答)
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第1-3-16図は、経営指導員が対応を行った相談者の年齢(複数回答)を聞いたものである。回答の上位3位までの合計で多いものは、順に、50代(88.0%)、60代(79.0%)、40代(72.8%)となっている。一方、若年層の相談者は20代(3.1%)、30代(38.4%)にとどまり、相談の多くは、中・高年齢層の相談者からのものであることが分かる。

第1-3-16図 相談者の年齢(複数回答)
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