第1部 小規模事業者の動向

3 小規模事業者の売上高の増減

次に、小規模事業者の売上高の増減について見てみる。

第1-1-32図は、2012年から2014年の2年間の中小企業者の売上高の増減を示したものである。

これを見ると、中小企業者全体では、2012年の約518.8兆円から2014年には約523.4兆円と約4.6兆円が増加(対2012年比+0.9%)している。これを中規模事業者と小規模事業者に規模別に分けて比較すると、中規模事業者の売上高は2012年の約397.1兆円から2014年には約401.5兆円と約4.4兆円増加(対2012年比+1.1%)しているのに対し、小規模事業者の売上高は2012年の約121.7兆円から2014年には約121.9兆円と約0.2兆円増加(対2012年比+0.1%)したことが分かる。

第1-1-32図 売上高の増減(2012年-2014年)
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これまで見てきたように、2012年から2014年にかけて、小規模事業者の事業者数は約9.1万者減少し、従業者数は約65万人減少した。

他方で、売上高では約0.2兆円増加(+0.1%)しており、小規模事業者1者当たりの売上高で見れば2012年に約3,640万円だったものが、2014年には約3,747万円と約107万円の増加(+2.9%)となった(第1-1-33図)。

また、小規模事業者の従業者1人当たりの売上高で比較すると、2012年に約1,021万円であったものが、2014年には約1,081万円と約60万円の増加(+5.9%)となっている(第1-1-34図)。

第1-1-33図 小規模事業者1者当たり売上高の増減(2012年-2014年)
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第1-1-34図 従業者1人当たり売上高の増減(2012年-2014年)
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