第3節 小規模事業者数及び事業所数の推移
本節では、2015年11月に総務省から公表された「平成26年度経済センサス-基礎調査」を中小企業庁において再編加工した結果から、小規模事業者数及び小規模事業所数の推移について2014年時点の最新情報に基づいて見ていくこととする。
1 小規模事業者数の推移
第1-1-14図は、我が国の企業数の長期的な推移を企業規模別に示したものである。うち、小規模事業者数(法人+個人事業者数)で見ると、小規模事業者数は1986年の約477万者をピークに減少に転じ、2014年に約325万者となっており、28年間で約152万者が減少(▲32%)したことになる。これは、平均して年間約5.4万者のペースで減少していることになる。
近年では、2009年から2012年までの3年間で約33万者が減少(▲9%)し、平均して年間約11万者のペースで減少していたが、直近の2012年から2014年までの2年間では約9.2万者が減少(▲2.7%)し、年間約4.6万者のペースで減少していることになり、減少のペースが緩やかになったといえる。