2 倒産、休廃業、解散件数の推移
続いて、倒産件数の推移を見ていく(第1-2-6図〔1〕)。2015年の倒産件数は8,812件と、2014年に続き、2年連続で1万件を下回った。これは、バブル景気の1989-90年以来、25年ぶりの水準である。年間の倒産件数については2009年以降、7年連続で前年を下回っている。2000年以降の推移について規模別に見ると、2015年では、大企業の倒産が6件、中規模企業の倒産が1,159件、小規模企業の倒産が7,647件となっており、近年でもっとも倒産の多かった2008年と比べると、中規模企業の倒産件数は4,210件減少している。他方で、小規模企業の倒産件数も、2008年と比べると2,510件(約25%)減少しており、どの規模においても倒産件数は減少している。