6 雇用
続いて、中小企業・小規模事業者の雇用の状況を見ていく。
第1-2-9図は、中小企業・小規模事業者の従業員数過不足DI(従業員が「過剰」と答えた企業の割合(%)から、「不足」と答えた企業の割合(%)を引いたもの)を業種別に見たものである。第1章で見たとおり、2009年以降我が国経済全体における雇用環境が着実に改善する中、中小企業・小規模事業者では2009年1-3月期以降、従業員の過剰感が次第に解消され、2011年7-9月期には「不足」が「過剰」を上回り、同期以降は不足感が強まっている。とりわけ建設業、サービス業については、他の業種と比べて不足感が強い状況となっている。