第1部 平成26年度(2014年度)の中小企業・小規模事業者の動向

6 生産の動向

以上では、需要項目ごとの動向を見てきたが、続いて、供給面の指標である生産について見ていく。

経済産業省「鉱工業生産指数」により、2010年を100とした指数で、鉱工業のほか、付加価値ウェイトの大きい輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、はん用・生産用・業務用機械工業の生産の推移を見ると、我が国の生産は、2012年半ば以降、世界経済の減速等を背景とした輸出の弱さから弱い動きとなっていたが、2013年半ば以降、好調な内需や輸出環境の改善を背景に持ち直しの動きとなっている(第1-1-9図)。しかし、2014年半ば以降、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響もあり、弱含んだが、その後、2015年に入り再び持ち直しの動きがみられる。

第1-1-9図 鉱工業生産指数の推移
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