第2部 経営者の世代交代と多様な起業 

第4節 フリーランス起業家の実態とフリーランス活用

前節までフリーランス起業家を他の起業家と比較しながら捉えてきたが、本節ではフリーランスに焦点を当て、フリーランス起業家の取引の実態と、起業家によるフリーランスの活用の実態について見ていく。

1 フリーランス起業家の取引の実態

第2-2-49図は、個人年収別の取引者数を示している。フリーランスといっても事業内容がそれぞれ異なるため一概にはいえないが、個人年収200万円未満の層は、他と比べて取引先数が1者以下と回答する者が多く、また、年収が高くなるにつれて取引先数が多くなる傾向にあることが分かる。

第2-2-49図 個人年収別に見た、フリーランス起業家の取引者数(直近1年間)
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次に、第2-2-50図は、年収を400万円で区切り、主な取引先の従業員規模を示したものである。これを見ると、個人年収が高いフリーランス起業家の方が、従業員規模の大きい取引先を有している傾向にある。

第2-2-50図 個人年収別に見た、フリーランス起業家の主な取引先の従業員規模
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続いて、第2-2-51図は、フリーランス起業家における受注先の仲介サービスなどの利用状況について見たものである。仲介業者や仲介サービスなどを経由して取引先を探す者は3割弱にとどまっており、「存在は知っているが、利用したことが無い」や「存在自体知らない」と回答した者が約7割と大半を占めていることが分かる。

第2-2-51図 フリーランス起業家の仲介業者や仲介サービス等の利用状況
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