第2部 経営者の世代交代と多様な起業

3 まとめ

本節では、起業家をフリーランス起業家、副業起業家、フリーランス・副業以外の起業家の三つに類型化して分析を行った。副業起業家は、他の2類型の起業家と比べて事業に関する仕事の経験年数が短いこと、フリーランス起業家及び副業起業家は、フリーランス・副業以外の起業家に比べて開業費用が低いことや、起業の目的について、「自分の好きな仕事をするため」や「自分の趣味や特技、アイディアを生かすため」など特徴を有していることが分かった。また、売上高及び雇用に関する成長意向に着目すると、フリーランス起業家や副業起業家の成長意向は、フリーランス・副業以外の起業家には及ばないものの、特に売上高については、4割以上の者が成長意向を持っていることが分かった。

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