第1部 小規模事業者の動向

3 1事業者当たりの平均従業者数

第1-1-24図は、企業規模別に1事業者当たりの平均従業者数を見たものである。中規模事業者では1事業者当たり従業者数が40.1人であるのに対し、小規模事業者の1事業者当たりの平均従業者数は3.5人となっている。さらに、小規模事業者について法人と個人事業者に分けてみると、1事業者当たり、法人では5.2人、個人事業者では2.3人となっている。

第1-1-24図 企業規模別1事業者当たりの平均従業者数
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また、第1-1-25図は、小規模事業者の業種別に1事業者当たりの平均従業者数を示したものである。これを見ると小規模事業者1事業者当たりの平均従業者数は3.5人である。事業者数の特に多い6分野の業種で比較すると、事業者数で第3位であった「建設業」が1事業者当たり5.1人、事業者数で第4位であった「製造業」が1事業者当たり5.6人となっており、他の業種に比して1事業者当たりの従業者数が多い。

他方で、事業者数で第1位であった「卸売業,小売業」は2.8人、第2位であった「宿泊業,飲食サービス業」は3.0人となっており、これらの業種において比較的規模の小さな事業者が多いことがうかがえる。

また、事業者数はそれほど多くはないものの、「運輸業,郵便業」は7.1人となっており1事業者当たりの従業者数が多い分野といえる。

第1-1-25図 1小規模事業者当たりの平均従業者数(業種別)
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