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売掛債権担保融資保証制度の改善(第4弾)
(掛け目の引上げ)について

平成16年2月
中小企業庁

 政府としては、中小企業の資金調達の多様化・円滑化等を図るため、平成13年12月に売掛債権担保融資保証制度(略称「売債」)を創設し、本制度の利用実績(累計)は約1万1千件、融資実行額は約4,500億円と増加してきました。

 今般、更に本制度の利用促進を図るため、下記のとおり、運用改正(掛け目の引上げ)を行うことといたしました。

                      記

1.現行の運用
(1) 中小企業者が売債を利用した場合、その借入額は売掛債権の額に「掛け目」(評価率)を乗じた額を上限としており、現行の掛け目は、売掛先の信用力と担保としての保全方法(第三者対抗要件)に応じ、50%~90%としています。
(2) 信用保証協会や金融機関等の関係者から、掛け目を引き上げることにより、中小企業者の利用が促進されるとの意見が出されています。

2.運用の改正内容
現行の最も小さい50%の掛け目を不動産担保並みの70%に引き上げるとともに、リスクの少ない官公庁・上場有配企業向けの売掛債権の評価を全額まで可能とすることとし、掛け目を70%~100%に引き上げます。

3.実施時期
平成16年2月23日の保証申込分から実施します。