トップページ財務サポート税制「上手に使おう!中小企業税制」46問46答

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Q11
 「特別償却制度」と「税額控除制度」は、
                     どのようなものですか?

 まず、特別償却と税額控除の各制度について説明します。
 その後、Q12〜Q14で具体的な活用例を示します。

●特別償却制度
特別償却制度とは、「取得価額×30%」を、通常の減価償却費とは別枠で特別に償
却することができる制度です。

 
マイっち
   博士の
 実務上のポイント  
 

当事業年度に、「取得価額×30%」の特別償却限度額まで償却しなかった場合には、翌事業年度に限り、その償却不足額を繰越すことができます。その場合は、必ず繰越す旨を確定申告書 の別表に記載しましょう。そうしないと、翌事業年度にその不足分の償却ができませんよ!


●税額控除制度
税額控除制度とは、法人税額からさらに税額を控除することができる制度で、その分だけ納付する法人税額が少なくなります。
<取得の場合>
 取得価額×7%
< リースの場合>
 リース費用の総額×60%×7%

 
マイっち
   博士の
 実務上のポイント  
 

税額控除額はその期の法人税額の20%を限度としますが、限度を超過した分は、翌事業年度に繰越して適用することができます。その場合は、必ず繰越す旨を確定申告書の別表に記載しましょう。そうしないと、翌事業年度にその超過分の控除ができませんよ!



 【「特別償却制度」と「税額控除制度」の選択適用のポイント】
 「特別償却制度」と「税額控除制度」とは重複適用できず、どちらかの選択適用となります。特別償却の方が初年度の減価償却額は大きくなりますが、税負担の面で考えると、次年度以降の償却額が少なくなることになりますので、税額控除の方が長い目で見ると有利になる場合があります。ただ、会社の資金繰りを考えて、その期の内部資金を手厚くしたい等という場合もありますので、会社の財務内容に応じて慎重に選択しましょう。


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