トップページ財務サポート税制「上手に使おう!中小企業税制」44問44答

目次 前のページ 次のページ


Q37 「取引相場のない株式」の評価方法の概要を教えて下さい。

A . 「取引相場のない株式」とは、全国の各証券取引所に上場されている株式及び気配相場等のある株式以外の株式をいいます。代表的なものは、「自社の株式」で、相続・事業承継にあたって重要な要素となるものです。

〔1〕 評価上の区分
「取引相場のない株式」の評価は、同族株主等は原則的評価方式で評価し、同族株主等以外の者は特例的評価方式(配当還元方式)で評価します。
評価上の区分
 
〔2〕 原則的評価方式の評価
原則的評価方式には、類似業種比準方式と純資産価額方式があります。
原則的評価方式の評価
 
〔3〕会社の規模による区分と評価方式
支配株主の原則的評価方式は、会社の規模によって異なります。
(注)自分の会社の規模は、Q38の表で確認して下さい。

●大会社の場合
(原則的取扱い)類似業種比準方式により評価されます。
(例外的取扱い)純資産価額方式による評価を選択することもできます。

●中会社の場合
類似業種比準方式と純資産価額方式との併用方式で評価されます。
具体的には、中会社を大・中・小に区分し、それぞれ次の算式により評価されます。
【評価額の算式】
評価額=類似業種比準価額×L+1株当たりの純資産価額×(1−L)
区分 内容
類似業種比準価額×90%+1株当たりの純資産価額×10%
類似業種比準価額×75%+1株当たりの純資産価額×25%
類似業種比準価額×60%+1株当たりの純資産価額×40%

●小会社の場合
(原則的取扱い)純資産価額方式で評価されます。
(例外的取扱い)下記の併用方式による評価を選択することもできます。
【併用方式の算式】
評価額= 類似業種比準価額×50%+1株当たりの純資産価額×50%

マイっちの質問コーナー
 
         
序. 財務基盤強化のために
押さえておきたいツボ
I. 同族会社の留保金
課税の停止措置
II. 欠損金の繰越期間
・繰戻還付の特例
III. 中小企業投資促進税制と
中小企業等基盤強化税制
IV. IT投資促進税制
 
     
V.少額減価償却資産の特例
 
VI. 研究開発減税
 
VII. 相続税・贈与税の特例
 
VIII. その他の税制
 

目次 前のページ 次のページ