中小企業政策は、平成11年の中小企業基本法改正以来、大きく様変わりし、平成12年度からその中心として、中小企業支援センター事業がスタートしました。中小企業の課題対応のワンストップ・サービスを目指すために、民間人材を活用して支援体制を確立するこの事業は従来とは異なるチャレンジングな事業です。
中小企業支援の機能を強化し、より実効性のある支援体制を確立すためには、各中小企業支援センターで展開されている様々な創意工夫を結集した成功事例=ベストプラクティスを共有し、更に、地域ごとの状況に応じた支援策を積み重ねていくことが必要です。そこで、平成13年度に地域中小企業支援センターに対しアンケート・現地ヒアリング調査を実施し、注目すべきベストプラクティスを集めたのが本誌です。
本誌が中小企業支援事業を実施される方々の業務上での何らかのヒトになることを願っております。また、本誌をご覧になった中小企業者の方々が支援センターに足をお運びいただければ幸甚に存じます。