長崎県長崎市 長崎市中央地区商店街
携帯電話、パソコンによる駐車場満空情報発信
地区内に散在する駐車場へのアクセス支援を行うことで、商店街に人を呼び込む新しいシステムを整備。
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長崎市中央地区商店街
浜市商店連合会、長崎浜市観光通商店街、長崎浜市電車通商店街、長崎万屋通り商店街、長崎鍛冶市商店街、 油屋町商店会、長崎市中通り商店街、長崎市築町商店街、広馬場商店街、思案橋ガス灯通り商店街、思案橋市会、銅座町商店街、西浜通り商店街、長崎新地中華街商店街、新地湊市商店街
- 所在地
- 長崎市
- 会員数
- 15商店街 929商店
- 商店街の類型
- 広域型商店街、地域型商店街
- 『とむ~で』とは?
- 「どこの駐車場にとむ~か?」、「ここにとむ~で!」長崎の方言で(車を)「停めようよ」を「とむ~で」と言うことから、市民に親しみやすく、システムの内容をずばり表現しているとして決定された。
事業実施の背景

長崎県長崎市は、元亀2(1571)年のポルトガル船入港を機に、海外との交流によって栄え、文化・産業・経済などの面で他に類をみない国際色あふれる文化都市として、国内有数の観光都市の顔を持っている。その中心市街地に位置し、県下最大の商業集積である浜町を中心とした中央地区では、市民に『浜んまち』として愛される6商店街と周囲の9商店街が集まり、長崎市中央地区商店街連合会を組織している。
長崎は坂の町と言われ、また、異国情緒に富み、独特の表情を持った道路空間となっている。長崎市中心部は平坦地ではあるものの、道路状況は、道が狭い、一方通行が多いなど難点が多い。また、最近では駐車場不足が緩和し、街全体としての駐車台数の供給量は満たしているものの、小規模の駐車場が散在し、一般的には「車でお買い物に行きにくいまち」というイメージが定着していた。
事業の概要

長崎市所有の「長崎市駐車場案内システム」(以下、NPIS)の満車・空車等の駐車場情報(以下満空情報)を長崎市から提供を受け、リアルタイムで携帯電話やパソコンでユーザーに提供している。平成18年度には、加盟駐車場のうち、このNPISに対応している22箇所以外の駐車場に対しても、新たな方法としてLモード端末で情報を取り込むこととしている。
事業の効果

商店街と駐車場とはこれまでお買い物駐車券の発行で連携を取っていたが、さらに本事業により商店街との連携のメリットを生み出し、加盟駐車場を増やしまちの機能を向上させることで、来街者へのサービスアップにもつながるものと見込まれる。
- 平成17年12月1日稼動後アクセス数実績
- 平成17年12月:7,612件
- 平成18年 1月:5,738件
- 平成18年 2月:5,553件
事業の課題
「車でお買い物に行きやすいまち」というイメージを作り、地区全体で来街者のアクセス支援を行おうという目的であるが、本事業のみで来街者増を見込めるものではない。今後、地区内の各商店街のイベントやHP等と連携し、事業を打ち出していくことが大切となってくる。