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付注2-1-7 電子部品・デバイス・電子回路製造業の取引構造

〜電子部品・デバイス・電子回路製造業では、約60の仕入数を有し半導体素子製造業を営む大企業が1社、約40の仕入数を有する大企業が4社位置する。仕入先の多い中小企業としては、各種の電装品製造における企業間取引の要となっている企業も存在する〜
 

付注2-1-7 電子部品・デバイス・電子回路製造業の取引構造

付注2-1-7事例:株式会社誠電社

各種の電装品製造における企業間取引の要となっている企業
 東京都大田区の株式会社誠電社(従業員40人、資本金1,000万円)は、各種半田付け技術を活かし、各種電装品の組立製造を部品調達から行う企業である。
 同社は、様々な企業からの外注作業を関ヶ原工場を拠点に受託している。さらに、実装については、手半田等により小回りを利かせるとともに、旧来の鉛半田付けも別ラインで対応している。また、パワーLED のアルミ基盤への実装対応等の特色を活かし、半田付けした部品を組み立てて、完成部品を発注企業に納める業務を展開している。その結果、スイッチの製造販売、LED 照明、表示装置の受注生産、各種検知器の受託生産等を行い、電子・電気部品や電気製品の完成部品メーカーとして成長している。
 このように、同社は、完成部品の組立製造・検査・納品を行う企業として、一方で資材調達や加工工程の賃加工を発注する企業として、製品製造における企業間取引の要となる企業となっている。
 近年は、トランスの小型化と高周波加工対応に欠かせない特に大型のフェライトコア1を手掛けており、EV の非接触給電システムにも採用されている。さらに、独自商品の販売を視野に入れ、製品開発に尽力している。

(注)1.強力な磁性を持つ金属酸化物で、パソコンやオーディオ等のケーブルに取り付け、ケーブル内を伝わる電気信号のノイズ増幅を防ぎ、高効率の電気信号を伝達する器具。多くのケーブルに俵型の器具として取り付けている。



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