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付注2-1-4 化学工業の取引構造

〜化学工業では、約100の仕入数を有し、印刷インキ製造業を営む大企業が1社存在する。仕入先が多い中小企業としては、試薬化成品・電子工業用薬品メーカーとして開発、製造からリサイクルまで幅広い展開を実現する企業も存在する〜
 

付注2-1-4 化学工業の取引構造

付注2-1-4事例:林純薬工業株式会社

試薬化成品・電子工業用薬品メーカーとして開発、製造からリサイクルまで幅広い展開を実現
 大阪府大阪市の林純薬工業株式会社(従業員260人、資本金1億5,750万円)は、試薬化成品・電子工業用薬品の研究開発・製造・販売を行う企業である。
 同社は、1904年に化学薬品の販売を目的に創業し、その後は試薬の開発と製造で培った独自技術により、食品中の残留農薬分析、環境汚染化学物質分析、医薬品や農薬に含まれる夾雑物質や分解生成物の分析等に用いる高純度標準品を開発し、官公庁の試験研究機関や食品・化学・医薬品・農薬の企業と取引してきた。
 また、電子工業薬品事業では、省エネルギー化としてLED、新エネルギー分野として太陽電池向け機能性液の開発に選択・集中しており、薬液メーカーとして最終製品の省電力化を支えている。また、電子デバイスの生産工程で使用される有機溶剤の使用済液を回収・再生リサイクルする技術を開発し、リサイクル事業に取り組み、廃液処理による環境問題への貢献にも力を入れている。
 このように、同社は、官公庁や食品、化学、医薬品、農薬等の様々な分野の試験・研究で利用される試薬の開発、製造・輸入・販売等だけでなく、電子デバイス製造に利用される工業用薬品の開発、製造・販売、使用済液の回収・リサイクル等を行い、多くの企業のニーズに応える幅広い展開を続けている。



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