第3部 経済成長を実現する中小企業

第3部 経済成長を実現する中小企業

 第1部では、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、多くの中小企業が被災し、津波、地震による産業基盤の壊滅、工場、店舗等の損壊、原子力発電所事故による事業活動の停止等の甚大な被害を受け、取引先の被災による事業の停滞や消費マインドの低下による小売、サービス等の販売減少による影響が全国に波及したことを示した。第2部では、中小企業がサプライチェーンの中核を担い、地域コミュニティの支えとなるなど、経済的及び社会的に重要な存在であり、中小企業の良さを守るために、急速な景気低迷や深刻化する構造的課題への対応が必要であることを示した。
 第3部では、震災の影響により、多くの中小企業が倒産、廃業を余儀なくされ、エネルギー供給制約、国内需要の収縮、グローバル競争の激化等の震災前からの課題がより深刻化する中で、我が国経済が持続的に成長するためには、起業、転業により経済の新陳代謝を促進し、労働生産性の向上、国外からの事業機会の取り込みにより、中小企業が成長していくことが重要であることについて論じていく。



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