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付注2-2-8 業務委託に至るまでの取組

 業務の効率化の取組としては、本文で取り上げた取組の他にアウトソーシングの取組についても挙げられる。サービスを利用する企業はアウトソーシングを実施するにあたり、どのような取組をしているのであろうか。ここでは、サービス産業にかかわらず、サービスを利用する企業の業務委託の取組について見てみる。
 付注2-2-8〔1〕図は、現在および10年前、将来の理想において、業務委託を行う業務領域を聞いたものである。様々な業務領域において、業務委託を行っている企業の割合は増加しており、今後も業務委託を行う企業は増加することがうかがえる。
 業務委託に至るまでの取組について見てみると、他の手段(自社内での効率化等)との比較検討を実施しているとする企業の割合は高くなっている一方、経営戦略における当該業務の位置づけの明確化やコア事業とノンコア事業の峻別まで行っているとする企業の割合は高くない(付注2-2-8〔2〕図)。
 一方、コア事業とノンコア事業の峻別や経営戦略における当該業務の位置づけの明確化を行っているとする企業ほど業況感を良いとする企業の割合は高い(付注2-2-8〔3〕〔4〕図)。
 業務委託とは、経営効率化の一つの手段とされるが、単なるコストの削減手法ではない。経営戦略として、自社内における様々な業務の位置づけを明確にした上で、自社内に残すべき業務と外に出せる業務とを峻別し、経営効率を高めて行く取組であると言えるであろう。
 
付注2-2-8〔1〕図 業務委託を行っている業務
〜業務委託を行う領域は、企業内の様々な業務領域において拡大傾向にある〜
付注2-2-8〔1〕図 業務委託を行っている業務
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付注2-2-8〔2〕図 業務委託に至るまでの取組
〜業務委託に際して、他の手段(自社内での効率化等)との比較検討は行うが、コア業務とノンコア業務の峻別まで行っている企業は少ない〜
付注2-2-8〔2〕図 業務委託に至るまでの取組
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付注2-2-8〔3〕図 コア業務とノンコア業務の峻別と業況感
〜業務委託に至るまでの取組として、コア業務とノンコア業務の峻別を実施している企業ほど、業況が良い傾向にある〜
付注2-2-8〔3〕図 コア業務とノンコア業務の峻別と業況感
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付注2-2-8〔4〕図 経営戦略における当該業務の明確化と業況感
付注2-2-8〔4〕図 経営戦略における当該業務の明確化と業況感
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 第2部 中小企業の生産性の向上に向けて

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