第1部 2007年度における中小企業の動向 

第4節 まとめ

 第1部では、我が国経済の全般的動向や中小企業の景気動向を分析した。2007年度においては原油価格の高騰や建築着工件数の減少といった外生的ショックが中小企業の業況を押し下げる要因となったが、中小企業の利益率が低迷している原因としては、こうした外生的ショックの影響だけではなく、中長期的な労働市場の変化が生じる中で家計消費が伸び悩んでいることや東アジア諸国を中心とした海外との競争の激化など、我が国の経済構造の変化が影響していると考えられる。
 こうした状況を踏まえ、今後とも原油価格の高水準での推移等による中小企業の業況への影響に十分注視する必要がある一方、中小企業の業況を改善していく観点から、中小企業の生産性の向上を図り、利益を確保できる事業基盤の強化を図ることが重要である。

 第4節 まとめ

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