第1部 2006年度における中小企業の動向 

第2章 開業・廃業と小規模企業を取り巻く環境

 第1章で見てきたとおり、我が国の景気は緩やかながら回復を続けている一方、大企業と規模の小さな企業との間では、景気回復の実感に大きな差が生じている。創業やイノベーションが活発に起こる環境を整えるため、規制緩和などの構造改革、各種支援措置の整備が進められてきたが、実際に小規模企業を取り巻く環境はどのように変化しているのだろうか。総務省「事業所・企業統計調査」によると、我が国における事業所数、企業数は減少の一途をたどっている。非一次産業の事業所数は662.2万事業所(1989年調査)をピークに、571.0万事業所(2004年調査)まで減少している。企業数(個人企業+会社企業)も535.1万社(1986年調査)をピークに減り続け、433.8万社(2004年調査)と100万社以上減少している。近年の開業・廃業の動向を把握するため、新たなデータベースを用い、開業・廃業の動向を中心とした中小企業を取り巻く環境について、小規模企業に着目しながら分析することとしたい。

 第2章 開業・廃業と小規模企業を取り巻く環境

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