第1部 小規模事業者の構造分析

3 フリーランスという働き方の今後の見通し

それでは、フリーランスは今後の働き方の展望について、どう考えているだろうか。第1-3-42図は、フリーランスに自身の今後の事業や自分の働き方に対する考えを聞いたものである。最も多い回答が、「フリーランスのまま、事業(売上・顧客等)を拡大したい」、「フリーランスのまま、事業(売上・顧客等)を維持したい」がそれぞれ4割弱を占め、合わせて7割を超えている。

第1-3-42図 フリーランス自身の事業や働き方の今後の見通し
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第1-3-40図(フリーランス形態で事業を営む中での不安や悩み)で見たように、「収入の不安定さ」を不安や悩みとする割合が非常に高いにも関わらず、フリーランス自身は、今後の見通しについて、事業を営む利点である「仕事をする時間や場所の自由度がある」状況を確保しながら(第1-3-24図)、事業を拡大できることが望ましく、拡大できなくとも現状は維持したいとの思いが浮かび上がっている。なお、「人を雇用し、事業を拡大したい」とする回答はほとんどなかった。

これまでフリーランスの生き方、働き方について、様々な観点から考察してきたが、それでは今後の見通しについて、フリーランスはどのように感じているであろうか。このことついて聞いたものが、第1-3-43図である。「とても広がると感じている」、「広がると感じている」を合わせて約4割を占めており、「現在とあまり変わらないと感じている」は4割弱である。持続的若しくは拡大的とする見方を合わせて8割近くを占めており、今後の展望は、総じて前向きな見方をしているものといえよう。

第1-3-43図 フリーランスという生き方、働き方の今後の見通し
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