第1部 平成26年度(2014年度)の中小企業・小規模事業者の動向

9 為替の動向

続いて、為替の動向を見ていく(第1-1-12図)。

第1-1-12図 為替レートの推移
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為替の動きを長期で見ると、対ドルでは2012年秋頃には80円前後だったが2013年12月頃には105円台を付けるなど、円安方向への動きが進んだ。対ユーロについても、2012年秋頃は100〜105円前後だったが、2013年12月頃には140円前後まで円安方向への動きを見せた。2014年1月から8月までは、対ドルでは102円前後、対ユーロでは140円前後で小幅に推移していたが、9月以降、円安方向への動きが大きくなり、足下では対ドルで120円前後まで円安方向への動きが進んでいる。対ユーロでも、2014年12月頃には149円まで円安方向に推移したが、2015年に入ってからは、おおむね130〜140円の間で推移している。

特にこの一年の動きに注目すると、対ドルについては、2014年1月から8月までは100〜105円前後をほぼ横ばいで推移してきたが、2014年10月29日の米国量的緩和(QE3)終了公式声明及び同月31日の日銀の追加金融緩和の発表を受け、対ドル相場が2014年10月30日から同月31日にかけて1日の間に約2.5円、円安方向へ動くなど激しい動きを見せた。2015年1月以降は、おおむね116〜122円の間にとどまり、2015年3月現在において120円前後で推移している。対ユーロについては、2014年においては対ドルと同様に円安方向への動きを示していたが、2015年1月22日に欧州中央銀行による追加緩和が発表される中、円高方向への動きが進み、同年3月現在において130円前後で推移している。

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