第3部 中小企業・小規模事業者が担う我が国の未来 

第5節 小規模事業者の販路開拓支援の在り方

ここまで、第1章では、小規模事業者を類型化し、類型ごとに、創業年、業種、経営者の属性、地域における必要性、経営課題、相談相手等について見てきた。これらを踏まえた上で、小規模事業者にとっての最大の経営課題である「営業・販路開拓」について、その支援の在り方も含めて、見ていくこととしたい。

1. 小規模事業者にとっての最大の経営課題「営業・販路開拓」

第3-1-27図で見てきたように、小規模事業者は、「地域型」、「広域型」のいずれにおいても「既存の営業力・販売力の維持強化」や「国内の新規顧客・販路の開拓」等の「営業・販路開拓」が最大の経営課題となっていることが分かる。

今後、我が国では、人口減少等による需要縮小が起こることが確実視されており、とりわけ地域での需要縮小は深刻である。そのような中、地域に生きる小規模事業者の業況はますます厳しくなっていくことが予想される。「営業・販路開拓」という課題を乗り越え、「事業の持続的な発展」を実現できる小規模事業者が増えていくことが、我が国経済、特に地域経済のためにも必要である。

では、「営業・販路開拓」を行う際の課題にはどのようなものがあるのだろうか。第3-1-30図は、小規模事業者の販路開拓を行う際の課題を示したものである。これを見ると、小規模事業者の販路開拓を行う際の課題は、「新規顧客へのアプローチ方法」、「販売すべきターゲット市場の選定」、「商品・サービスのPR」が多く回答されていることが分かる。

第3-1-30図 販路開拓を行う際の課題
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