第2部 潜在力の発揮と中小企業の役割 

第2節 社会環境の変化に対応する女性の事業活動

 前節では、海外需要の取り込みによる国内事業の活性化の観点から、輸出及び直接投資の動向を示した上で、我が国の中小企業が、海外展開を行う際に直面する様々な課題やリスクを分析した。
 しかし、人口減少に伴う内需減少が見込まれる我が国において、中小企業が成長するためには、海外需要を取り込むことだけでなく、新たな視点から、潜在している内需を掘り起こすことも、有効な取組の一つである。
 そこで、本節では、個人向けサービスへの需要が増加傾向にある中で、個人向けサービス分野で、需要を掘り起こしている女性の起業に着目し、女性の起業の現状及び課題について分析を行い、課題を乗り越えた女性起業家等を紹介する。また、女性の起業による新たなサービスの提供が、個人の生活を充実させるだけでなく、家事・育児を負担する女性が就業する際の課題解決につながり、女性の社会参加や更なる課題解決サービスの拡大という好循環をもたらす可能性があることを示す。なお、本節の概念図については、第2-2-42図を参照されたい。
 
第2-2-42図 社会環境の変化に対応する女性の事業活動(概念図)

第2-2-42図 社会環境の変化に対応する女性の事業活動(概念図)




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