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中小企業政策審議会中小企業政策審議会(第2回)
基本政策部会(第2回)合同会議  議事要旨

日時:平成13年4月3日(火)14:00~16:00

2.場所:経済産業省本館17階 第一共用会議室

3.出席委員:稲葉中小企業政策審議会会長、石岡委員、石原委員、伊丹委員、井上委員、 上野委員、浦田委員、小川委員、角田委員、木下委員、鯉江委員、河野 委員、鴻巣委員、児玉委員、紺谷委員、佐伯委員、篠崎委員、進藤委員、 高原委員、玉利委員、堤委員、都村委員、南条委員、橋本委員、樋口委 員、平野委員、前田委員、三村委員、宮下委員、美安委員、山本委員

省内出席者:松田副大臣、中小企業庁長官、次長、審議官、経営支援部長、政策調 整課長、企画課長、調査室長、経営安定対策室長、金融課長、財務課 長、取引課長、小規模参事官、経営支援課長、創業連携推進課長、技 術課長、商業課長

4.議題:
(1)平成12年度中小企業の動向に関する年次報告(案)及び平成13年度において講 じようとする中小企業施策(案)について
(2)小規模企業共済制度における付加共済金額の算定に用いる平成13年度に係る支 給率について
(3)企業制度部会における商法改正に関する審議について
(4)商工会組織に関する制度整備についての検討状況
(5)平成13年度中小企業支援計画について
(6)中小企業IT化推進計画について

5.議事概要:

(1)平成12年度中小企業の動向に関する年次報告(案)及び平成13年度において講じよ うとする中小企業施策(案)について

○調査室長より「平成12年度中小企業の動向に関する年次報告(案)」について説明。

○政策調整課長より「平成13年度において講じようとする中小企業施策(案)」につい て説明。

○委員による発言の概要については以下のとおり。

(「平成12年度中小企業の動向に関する年次報告(案)」全般について)
・従来の製造業中心の分析だった白書と比べると建設業やサービス業等をカバーしてお り、視野が広くて良い。

・現状の景気は必ずしも悪くないから、中小企業白書では中小企業に明るい展望を示して 欲しい。心理面からの景気への悪影響を排し、日本の強いところをもっと伸ばしてい く取組が必要。景気の現状は、平成10年とは異なりそれほど悪くない。

(信用保証制度について)
・景気が最も苦しかった平成10年頃を耐え抜いてきた今の中小企業は大変立派な企業で あるが、景気の底がとても深かったために、景気回復に時間がかかることは仕方のな いことである。マスコミも含め一般では、特別保証制度に対する反対の意見があった が、特別保証制度の妥当性については、もっと強調しても良い。

(ITについて)
・ITについて、地域経済においては行政が主体的な役割を果たす面がある。例えば、電 子調達の推進。地域では行政が大きな経済的主体であるため、電子調達を推進するこ とで波及効果が生まれる。

(その他)
・変化が早い時代なので、その時々に応じて予算を弾力的に決めて欲しい。

・土地に関しては、価値を上げる政策をとらないと、企業は担保不足で資金を借りづらい 状況になってしまう。

・中小企業経営者は、工業社会から情報社会へ移るこの大転換期に、新たなビジネスモデ ルを探し求めている。従来の中小企業の役割は下請が大半であったという認識を持っ ているが、今後は、情報社会において中小企業が持つ可能性を探ることが重要。エン ゲル係数の推移を見ても「ものばなれ」の現象が見られる。

(2)上野経営安定部会部会長より、小規模企業共済制度における付加共済金額の算定に用 いる平成13年度に係る支給率について説明。経営安定部会における決議内容を、本審 議会の決議として経済産業大臣に答申したことを報告。

(3)事務局より、企業制度部会における商法改正に関する審議について報告。

(4)事務局より、商工会組織に関する制度整備についての検討状況について報告。

(5)事務局より、中小企業支援計画について報告。

(6)事務局より、中小企業IT化推進計画について報告。

【問い合わせ先】  中小企業庁事業環境部企画課調査室 林、宮部 電話:03-3501-1764 FAX:03-3501-1207