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中小企業政策審議会中小企業経営支援分科会商業部会(第5回) 議事概要


  1. 日時:平成20年12月24日(水)15:00-17:00
  2. 場所:経済産業省 別館5階509会議室
  3. 出席委員:石原部会長、泉田委員、荻堂委員、黒田委員、坪井委員、野坂委員、原委員、前田委員、三村委員、宮下委員、渡辺委員、高橋部長(岩井委員代理)
  4. 省内出席者:長谷川長官、数井経営支援部長、横田参事官、和田商業課長 ほか
  5. 議事概要

「資料3」に基づき和田商業課長から説明後、自由討議を行った。委員からの主な発言要旨は以下の通り

  • 商店街を強くしていくためには商売の機能を強化していかなければならない。卸売市場の再編とか機能再強化という方向性と連携させるようなものがあると流れが変わってくるのではないか。卸売市場の再編強化の議論をしていて感じるのは、同じ県や市であっても、卸売市場の再編強化を議論している方と、商店街を議論している方との間が全く連携していないこと。これについても、方向性を打ち出した方がよいと感じる。
  • 15ページの全国商店街支援ネットワークの構築は1つのポイントだし、新しい提案なので、もっと具体的にわかりやすく書いて欲しい。
  • 報告書を読んで、商店街と小売商業問題とは別であると改めて認識。商店街対策はまちづくりの観点が入っており、かなり公共性がある。商店街もこれだけ公の機能を果たすということになると、一定程度の公金が入る仕組みを入れてもよいのではないか。
  • 商店街に一番期待しているのは、高齢者の見守りネットワーク整備。幅広く暮らしの安全を担うということをふくらませていただきたい。消費者とのコミュニケーションについて、全国的な商店街支援ネットワークの中で踏み込んで欲しい。
  • 大変良い報告書がまとまったと評価する。商店街がこれから更に活性化するには、ハードだけでなくソフト、ソフトの中でも様々な試みが可能性としてあることをわかりやすく書いたらどうか。また、これからはコーディネート力がいろいろなところで問われる。全国の商店街の皆様に、コーディネート、ソフトパワーでぶり返していくという強いメッセージを発信していただきたい。
  • 商店街はひとづくり。リーダー不在の商店街は地域住民、消費者に支持されていないのが現状。今後は、組織をあげて商店街、個店を担う人材の育成・供給に今まで以上に力を入れて取り組んでいくので、支援をお願いしたい。
  • 任意の商店街が地方には多数あるが、そういうところを商店街支援センターで支援できるよう進めて頂きたい。商店街が息を吹き返すには時間がかかる。時間をかけて支援して頂きたい。
  • 儲けることはまちづくりにも自分たち企業にも大事なのだという視点が欠けているように思うので、追加して頂きたい。
  • いろいろな商店街で再生に向けて人材が孤軍奮闘しているケースが多いので、こうした人たちをセンターで支援できればよい。商店街全体のマネジメントができるといった人材が求められているが、地域の事情が多様であるということに留意して、バラエティに富んだ人材育成や派遣提供を考えて頂きたい。
  • 政策のあり方の第1にハードとソフト両方をやるというところに感心した。人づくりが非常に大事。支援センターの運用にあたっては、やる気のある人づくりをお願いしたい。
  • 商機能の強化に関わる部分で、地域の商業と卸売業者あるいは卸売市場とのつながりに言及があったが、産地とのつながりも必要ではないか。全国的なダイナミックなつながりをつけるような言及があってもよいと思う。商店街におけるコミュニティ機能をより具体的に評価して、それに対して具体的に支援を行うという文脈を明確にして頂きたい。全国支援センターは非常に面白い考え方。ぜひ新しい連携の仕組みをもたせられるような柔軟な仕組みで形成して頂きたい。
  • 人材の育成に関して、地元の信用金庫や信用組合にある資金をまちづくり、商店街活性化にまわしていくというような形で、最終的には民間の手でやれていくという姿も目指したらよいのではないか。
  • 地元の大学や消費者など地元のいろいろな人材をうまく結集するということが非常に大事。商店街の方々に理解してもらう時に、報告書のキーワードをサブキャッチフレーズで出すとわかりやすい。

  以上  

(問い合わせ先)

中小企業庁 経営支援部 商業課

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FAX:03-3501-7809