中小企業政策審議会経営支援部会(第1回) 議事要旨 |
平成13年3月12日 1.日時:平成13年3月6日(火)14:00 2.場所:経済産業省別館8階 827会議室 3.出席委員:石岡委員、伊丹委員、上野委員、小川委員、沖委員、角田委員、木下委員、児玉委員、坂本委員、菅原委員、高橋委員、堤委員、都村委員、中村委員、樋口委員、村田委員、山田委員、井上委員(新井代理)、梶村委員(上野代理)、 佐伯委員(大竹代理)、橋本委員(福田代理) 4.配布資料: 5.議事次第: 6.議事概要 (2)平成13年度中小企業支援計画について ○主な審議内容は、以下のとおり。 ・今後、地域中小企業支援センターとして新たに指定されることは可能か。商工会においても地域中小企業支援センターの活動を支援していきたいと思う。 (事務局) ・地域中小企業支援センターの新たな設置については、担当の都道府県に協議されたい。 ○平成13年度中小企業支援計画(案)の取扱いについては、部会長に一任され、中小企業企業政策審議会長の同意を得て、中小企業政策審議会の答申とすることが了承された。 (3)中小企業IT化推進計画について ○主な審議内容は、以下のとおり。 ・中小企業IT化研究会報告書は、IT化についてコスト、ベネフィットを数字で分析 しており、分かりやすい。 昨年7月にシリコンバレーで中小企業のIT化について議論したが、その時の印象 から考えると一部に違和感を覚える。中小企業IT化研究会報告書の7ページで、中 小企業のIT化の進展を3つの段階に分けているが、米国では、e-operatingと言わ れる第4段階があり、ビジネスのプロセスや組織に注目している。報告書においても この段階までターゲットとしてもらいたい。 ・中小企業総合事業団や地域情報センターなどが、昔から中小企業の情報化に取り組ん できた。過去の施策として実施していた「情報化」との違いを含め、「IT」という 言葉の定義をもう少し書き込んで欲しい。 (事務局) ・IT化推進計画にある施策が全て本当に必要か大いに疑問である。もっと施策に濃淡 をつけるべき。例えば、中小企業が最も苦労するのは、ハードウェアの購入などのI T導入部分ではないのか?こうした現場のニーズに合った施策に重点をおくべき。 「経営戦略を明確にしてIT化すべき」とあるが、経営戦略云々ではなく、中小企業 は実利があると考えれば実行する。逆に、その効果を明確にして導入ということにな れば、IT化は進まないはず。IT化の効果は?間違いが少なくなる、?事業のきめ が細かくなる、?出会いが増える の3点でこの効果を中小企業に理解してもらうこ とが重要。 ・ここでのIT化推進計画は、中小企業の電子商取引を推進したいのか、IT化を推進 したいのかどちらなのかよく分からない。 ・中小企業の法律相談を行っている経験では、ITに関する問題は従来の法律では対応 できないという印象。ソフトウェアのコピーの問題など、今までの契約法では対処が 難しい。計画については、知的財産権や個人のプライバシー等の新たな法的保護をど うするのかという視点が必要ではないか。 ・確かにIT化は大変だが、その効果を感じている中小企業は多い。e-メールの効果は 十分あり、ホームページについても、もっと工夫すれば効果は非常に大きくなる。こ のような効果をIT化に取り組んでいない中小企業にきめ細かな情報として送り出す ことが重要。 ○事務局から中小企業IT化推進計画(案)の取扱いについては再度内容を整理した上 で、委員に図る旨発言。 (4)閉会 【問い合わせ先】 |