中小企業政策審議会経営安定部会(第3回) 議事要旨
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日時:平成14年9月30日(月) 14:30~
場所:経済産業省別館8階 843会議室
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上野部会長、江崎委員、美安委員、浅野臨時委員、井田臨時委員、奥村臨時委員、木村臨時委員、倉橋臨時委員、篠原臨時委員、鈴木臨時委員(代理出席)、見学中小企業総合事業団理事長(オブザーバー)
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中小企業庁長官、大臣官房審議官(中小企業庁担当)、事業環境部長、、制度審議室長、経営安定対策室長、等
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議題:小規模企業共済制度の今後のあり方
配布資料:
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小規模企業共済財政収支について
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小規模共済収支シミュレーション
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小規模企業共済制度の今後のあり方について
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同上要旨
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小規模企業共済制度に関するアンケート調査結果概要
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中小企業政策審議会経営安定部会の開催予定
議事概要
○委員による発言の概要
<共済金について>
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共済の財政が悪化している状況下で一刻も早い改善が必要。
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対策はいくつかあるが、収支を確実に改善する方策は予定利率の引き下げにつきるのではないか。
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予定利率が下がっても、掛金に対する税制上のメリットは依然として大きな魅力と考えられる。
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その他にも、生活資金とか事業資金に充てるためのセーフティネットとしての意義も大きい。
<加入促進について>
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本制度のメリットは大きいが、それを知らない人が多いのではないか。
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共済金の支給だけでなく、将来事業をやめた後の生活に関する情報提供なども、本制度の魅力の向上策の1つと考えられる。
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加入者が増えている業種、地域等を分析し、その原因を見いだすことにより、効果的な加入促進策を講ずることが可能になるのではないか。
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同業種の組合団体は横のつながりが強いので、組合を通じて説明すれば加入者は相当増えるのではないかと感じている。また、同業種の組合団体の方もそういう情報をほしがっている。
<貸付について>
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借入や返済の簡便化を図ることにより、貸付制度の利便性の向上を図るべき。
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セーフティネット機能の強化という観点から特別貸付制度の充実を図るべき。
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本来ならば、途中解約は資金繰りのための最後の手段のはずである。にもかかわらず、一般貸付を受けずに解約を行った者の中には、貸付制度を知らなかった者もいるのではないか。
<その他>
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今後の収支見通しをたてる場合に、金銭信託等の新規投入分の利率の予想の立て方等につき慎重な検討を行い、見込み違いをできるだけ回避することが必要と考える。
○次回以降の開催について
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次回については、11月前半を目途に日程調整の上、決定することとなった。
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次々回については、12月に開催の予定である旨の紹介がなされた。
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