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夢を実現する創業

問8

(事業計画書)「(4)損益計画表」は、どのように作るのですか?

答え
「これから始める事業は、どれくらいの利益が出るのか」という点は、新たに事業を始めようとする方にとって、一番気にかかるところでしょう。開業後の損益の見込みを「損益計画」といいます。予測にあたっては「経営環境」、「業界事情」、「設備能力」、「競合状況」、「価格の推移」などについて総合的に検討してください。
下の表を参考に損益の見込みを検討してみましょう。

(4)損益計画表

 
 損益計画表の記入のポイント
個人事業の場合、事業主の給与は経費になりません。したがって、利益から捻出することになりますので、返済可能額はそれを考慮して検討してください。返済可能額より借入金返済額が少なくなることが大切です。
借入金の返済財源 = 減価償却費 + 当期純利益
減価償却費とは機械や備品等の資産の価値が目減りすることをいいます。
これは、現金の支出がない経費ですので、借入金返済のための財源となるものです。

(注)
減価償却費の計算方法については、定額法や定率法などがあります。
夢野さくらさんの場合、500万円のパン製造機械を耐用年数9年の定額法で、200万円の備品関係を耐用年数8年の定額法でそれぞれ計算すると、1月あたりの減価償却費は約6万円となります。
 
夢野さくらさんの事業計画書(損益計画表)のポイント

(1)売上及び売上総利益の予測

まい先生)
創業当初は、どの位の売上を見込んでいるの?(さくら)客単価を500円で、1日あたり200人を想定しています。営業日数が25日だから、月平均の売上高は次のように見込んでいます。
(客単価500円)×(客数200人)×(営業日数25日)=250万円(月間)

 (アキラ)
売上原価は、他の資料によると、パン屋の場合は原価率50%位らしいよ。だから売上総利益は、次のようになるね。  250万円−250万円×50%=125万円

(2)経費の予測

まい先生)
経費は大体いくら位を見込んでいるの?

さくら)
人件費は、アキラの給料が25万円、パートスタッフ2名の給料が35万円、合計60万円(月間)位を見込んでいます。

アキラ)
あとは家賃が20万円、減価償却費が6万円、金利が2万円、水道光熱費・消耗品費等の諸経費が17万円位かかるかな?

まい先生)
合計すると月105万円の経費がかかるわけね。

(3)利益予測 

まい先生)
2人の意見を総合すると、創業当初の月間利益は次のようになるのね。
月間利益=250万円−125万円−105万円=20万円

(4)借入金返済可能額

まい先生)
借入金の返済可能額は次のように算出されるわ。
借入金返済可能額=利益20万円+減価償却費6万円=26万円

アキラ)
借入金600万円は5年で返済するから、月当たりの元金返済は大体10万円かな?

さくら)
何とか返せそうね。

アキラ)
あ、でもお姉ちゃんの手元に残るお金はいくらになるだ?

さくら)
16万円ね・・・・・少なすぎる・・・・・。(26万円−10万円)

まい先生)
3年後はかなり繁盛するかしら?

さくら)
売上も経費もともに40%増を予定しています。

アキラ)
お姉ちゃん、3年後の目標に向かって頑張ろうよ!

 
夢野さくらさんの記入例

(4)損益計画表